スタジアムの熱狂を支えるのは、スタンドに詰めかける観客だ。中でも、ピッチと観客席が近い「サッカー専用スタジアム」は、選手と観客が一体となる独特の雰囲気を生み出す。今回は、そんな臨場感あふれる“専スタ”をピックアップ。伝統ある日本屈指の巨大スタジアムから最新鋭のスタジアムまで、収容人数順にランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
10位:CITY FOOTBALL STATION
収容人数:4,400人
使用するクラブ:栃木シティFC
日本のサッカー専用スタジアム収容人数ランキングで10位に入ったのは、栃木シティFCの本拠地「CITY FOOTBALL STATION(CFS)」だ。
2018年、栃木ウーヴァFCの代表に日本理化工業所の大栗崇司氏が就任し、翌年から「栃木シティFC」へ改称。そこから一気にクラブの改革が始まった。
すぐに栃木市にサッカー専用スタジアムの整備などを要望し、総工費17億円を同社が全額負担し、2021年に「完全民設民営」で開場。
ピッチと客席の距離はわずか5メートルで、「日本一ピッチに近い」と自称するほどの圧倒的な臨場感が最大の特徴だ。
豊かな自然の中に突如現れる近代的な漆黒の建築物は、まさに地方に現れた「夢のスタジアム」そのものである。
収容人数は現時点でJ2ライセンス基準に届かないが、2026年からのJ2参入に向けた特例ライセンスが交付された。
これに伴い、2026年中に個席の増設やアウェイゴール裏への屋根設置を予定しており、着実に「理想のスタジアム」へと進化を続けている。
将来的にはバックスタンドの拡張余地も残されており、J1ライセンス取得も見据えている。
スタジアム建設からカテゴリー昇格まで、すべてにおいて圧倒的なスピード感で突き進む栃木シティ。
この速度をJ2でも維持できるのか。多くの人が、この挑戦に注目している。

