スコットランド戦に向けた前日練習を練習を行ったサッカー日本代表【写真:元川悦子】
28日に行われるスコットランド代表との一戦を控え、試合会場であるハムデンパーク前日練習を行ったサッカー日本代表。重要なテストマッチに向けて準備を進めている。
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サッカー日本代表練習レポート
2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向け、カウントダウン状態に突入しつつあるサッカー日本代表。28日のスコットランド代表戦は本番前に3つしかない重要なテストマッチの1つだ。
「明日はアウェーで非常に厳しい戦いになると思いますが、W杯に向けての戦術的な部分、チームとしての経験値を上げながら、勝利を目指してベストを尽くしたい」と森保一監督も27日の前日記者会見で意気込みを新たにしていた。
その後、選手たちは試合会場であるハムデンパークで調整。この日も佐藤龍之介は欠席し、26人でピッチの感触を確かめた。そこで率先してチーム全体を盛り上げていたのが、今回の3月遠征のキャプテンに指名された堂安律だ。
「何度も何度も言っているので、みなさんも書き飽きたと思いますけど、特に変わらないです」と本人は前置きしつつも、「監督がこうやって選んでくれたのも、自分がキャプテンでなくても普段からそういう行動をしているという自覚を監督が感じ取ってくれたからだと思います。僕はW杯優勝のためなら、どの立場でも全力でやりたい」と闘争心を前面に押し出した。
練習はランニング、ボール回し、ダッシュなどが冒頭15分程度が公開されただけだったが、その間にも堂安が声を出して周りを明るくしたり、塩貝健人ら若手に気を配ったりすることで、一体感が増したのは確か。
長友佑都や遠藤航といった年長者不在でも、彼を中心としたチームで日本が強豪国に勝てるところを示さなければならない。今回は新リーダーの統率力が問われそうだ。
そんな後輩たちの姿を頼もしそうに見つめていたのが、解説者として現地入りしたレジェンド・中村俊輔氏だ。
練習前には森保監督、名波浩・斉藤俊秀・前田遼一・長谷部誠というコーチングスタッフが次々と挨拶に訪れ、セルティック時代に取材していた現地メディアからも手厚い歓迎を受けた。
選手の中にも特別な感情を抱いた面々がいた様子。桐光学園の後輩で、ジュビロ磐田や横浜FCで共闘した小川航基は「俊さんには甘口の解説をお願いしたいです」と冗談交じりにコメント。
27歳年下の後藤啓介は「自分がジュビロのスクールだった時に俊さんがトップチームで、サッカースクールみたいなのがあったので、その時の写真を見せました」と嬉しそうに言う。
もちろんセルティックでプレーする前田大然も「俊輔さんの前でプレーできるのは楽しみ」とモチベーションを高めていた。やはり元エースナンバー「10」の影響力は絶大なのだ。
スコットランドのキャプテン、アンドリュー・ロバートソンも「日本はエネルギーが高く、互いのためにハードワークをするとても素晴らしいチーム、W杯に向けた準備としては素晴らしいマッチメーク。
どちらも負けられない一戦になる」と前日会見で語気を強めていただけに、明日の展開が興味深いところ。完全アウェーの中で、負傷者続出の日本代表は分厚い選手層と底力を示さなければならないだろう。
(取材・文:元川悦子)