さまざまな理由から、J1のクラブを離れてJ2へと舞台を移す選手がいる。一般的に所属カテゴリーが下がることはポジティブなことではないが、選手としての輝きが増すことも少なくない。今回は、2026シーズンにJ1からJ2・J3のクラブに加入して存在感を高めている選手をピックアップして紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は4月7日時点。[1/5ページ]
DF:袴田裕太郎(はかまた・ゆうたろう)
生年月日:1996年6月24日(29歳)
所属クラブ:湘南ベルマーレ
今季リーグ成績:9試合
袴田裕太郎は、執念のディフェンスで湘南ベルマーレを支えている。
現在29歳の袴田は、2019年3月に横浜FCでプロデビュー。その後、ジュビロ磐田や大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)を経て、2023年12月に東京ヴェルディへ加入した。
しかし、同クラブでは出場機会に恵まれず、2024年12月にロアッソ熊本へ期限付き移籍。昨季は熊本で公式戦41試合に出場し、1ゴール3アシストを記録している。
そして昨年12月、湘南ベルマーレへの完全移籍が決定。クラブ公式サイトを通じて「J1昇格の力になれるよう、日々の積み重ねを大事にし、全力を尽くします!」と意気込みを語っていた。
その言葉通り、今季はここまでリーグ戦全試合に先発フル出場。湘南はEAST-Aグループで2番目タイに少ない7失点と安定した守備を誇っており、袴田は最終ラインの主軸として存在感を示している。
象徴的な場面となったのが、第9節・栃木SC戦の63分だ。相手にこぼれ球を拾われて無人のゴールへミドルシュートを打たれたが、ゴールライン際まで戻っていた袴田が頭でクリアし決定機を防いだ。
特別なフォーマットで進行する今季は、すでに中盤戦に突入している。湘南の新たな背番号3が、この先どこまで存在感を高めていくのか注目だ。

