
ファン・ダイク、冨安健洋、イサク【写真:田中伸弥,Getty Images】
アイスランド代表とのテストマッチを行ったサッカー日本代表。FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で同じグループリーグに所属するオランダ代表やスウェーデン代表といった高身長の国を想定して組まれた今回の国際親善試合で、1つの不安要素が生まれた。[1/6ページ]
高身長の相手には3バックよりも4バックがいい?

2022W杯カタール大会 日本代表対クロアチア代表【写真:Getty Images】
歴代最強と呼び声高い第2期森保ジャパンはこれまで、ドイツ代表やブラジル代表、イングランド代表など、強豪国を次々に撃破。北中米W杯での優勝を目指し、着実に力をつけてきた。
本大会では、オランダ代表、チュニジア代表、スウェーデン代表と同組に。油断ならない国々が揃ったと言える。
特に、ヨーロッパの2カ国とのゲームは苦戦を強いられる可能性が大いにある。
その要素として「高さ」の面で苦労すると考えられる。
オランダは、195cmのDFフィルジル・ファン・ダイクや190cmのMFライアン・フラーフェンベルフなどが招集され、スウェーデンは190cmの体格を持つアレクサンデル・イサクや189cmのヴィクトル・ギョケレシュらを筆頭に高身長の選手たちが名を連ねている。
日本代表(平均身長181.4cm)を平均身長で上回る国々 に対して、現在採用している3バックのシステムは「高さ」での勝負で、問題が生じるのではないかと筆者は考える。
そもそも、3バック(5バック)は前回のカタールW杯で急遽組まれたシステムで、ドイツ代表やスペイン代表に勝利したのをきっかけにそれ以降も採用されている。
このフォーメーションのメリットは、3枚のCBにWBの5人で64m〜75mのゴールラインを守ることができることだ。
ただ、デメリットを考えると、日本代表のように堂安律や中村敬斗といった攻撃的な選手をWBに置く場合、DFを専門としている選手の数は実質3人になるという見方もある。
実際、前回大会のクロアチア代表戦では、タイミングの早いクロスに対し、WBの伊東純也が対応したものの、イヴァン・ペリシッチにヘディングで決められている。
このシーンは、まさにこの3バックの弱点を突かれた瞬間だった。
また、現在の日本代表でWBを務める選手の平均身長を見てみると、175.2㎝と空中戦で不利になる可能性が高い 。
そこでこれらの問題を解決するのが、4バックシステムではないかと考える。
かつてはペップ・グアルディオラも…

ジョゼップ・グアルディオラ【写真:Getty Images】
正確に言えば、4CBシステム。マンチェスター・シティの元監督ジョゼップ・グアルディオラがかつて使用していたものだ。
5バックのような守備枚数は確保できないが 、空中戦に強いCBを4人並べることで、クロアチア戦のような失点はなくなるのではないだろうか。
その上で、DFラインの布陣を考えてみると、右から冨安健洋、渡辺剛、板倉滉、伊藤洋輝の並びを推薦したい。
4人の平均身長は186.8㎝と世界クラスの高さを擁しており、各国の名門クラブに所属する選手らでもある。
また、所属チームでSBを務める冨安や伊藤は、攻撃センスや足元の技術にも期待ができる。
今回のアイスランド代表戦でも何度も攻撃参加を繰り返していた。
これらのことを考えると、オランダ戦やスウェーデン戦では、4CBシステムで挑むのがベストなのではないだろうか。
(文:前島大晟)
【著者プロフィール:前島大晟】
2002年生まれ、茨城県出身。2025年3月に大学を卒業後、フットボールチャンネル編集部に入社。水戸ホーリーホックのイベントをきっかけに小学2年生からサッカーを始める。小学3年生から地元のドリブル専門スクールに入り、ネイマールに憧れながらサイドハーフとして高校3年生までプレー。現役引退後からJリーグや海外サッカーを見るようになり、主に鹿島アントラーズとプレミアリーグを追っている。かつての夢は教師で、教員免許も取得したが、現在はFチャンにすべてを捧げる。
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