4大会ぶり4回目のW杯出場となる南アフリカ代表【写真:Getty Images】
南アフリカ代表は日本時間6月12日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグA組でメキシコ代表と対戦する。2010年南アフリカ大会の開幕戦で激突した両国が、再びW杯の舞台で相まみえる。今大会ではメキシコが開催国として大会の幕開けを担う中、南アフリカは4大会ぶり4回目の出場を果たした。ただ、北中米W杯出場までの道のりは決して平坦なものではなかった。
勝ち点3剥奪の痛手を乗り越えて掴んだW杯切符
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今回のアフリカ予選は、アフリカサッカー連盟(CAF)加盟54チームが6チームずつ9グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式で対戦。各グループ首位9チームが北中米W杯出場権を獲得し、各組2位のうち成績上位4チームがプレーオフに進出。その勝者が大陸間プレーオフに回るレギュレーションとなっている。
北中米W杯から本大会出場国数が32から48へ拡大されたことに伴い、CAFの出場枠も従来の5から9.5へ増加。その恩恵を受ける形で、アフリカ各国による激しい出場権争いが繰り広げられた。
南アフリカはアフリカ予選グループCでナイジェリア、ベナン、ルワンダらと同組に入った。イングランドでプレーするFWライル・フォスターを前線に擁し、2024年のアフリカ年間最優秀GKに選出された主将のGKロンウェン・ウィリアムズが最後尾からチームを支える中、最終節までもつれる大混戦を戦い抜いた。
しかし、その道のりは決して平坦ではなかった。2025年3月のレソト戦で、本来は累積警告による出場停止処分中だったMFテボホ・モコエナを起用。FIFAは後に規律違反と認定し、南アフリカに勝ち点3剥奪とレソト戦の没収試合(0-3敗戦扱い)、さらに罰金処分を科した。
勝ち点3を失ったことでグループCの首位争いはさらに激化。最終節を前に南アフリカは2位につけ、首位ベナン、3位ナイジェリアとの勝ち点差はわずかだった。
それでも、最終節でホームのルワンダ戦を3-0で下すと、同時開催されたナイジェリア対ベナンの一戦でナイジェリアが4-0で勝利。この結果、ベナンが首位から転落し、南アフリカが土壇場で首位に浮上した。
最終的に10試合で5勝3分2敗、15得点9失点を記録し、勝ち点3剥奪という痛手を受けながらも、開催国枠を除けば2002年日韓大会以来となるW杯出場権獲得を果たした。
アフリカ屈指の守護神・ウィリアムズを中心とした堅守と、フォスターら攻撃陣の得点力を武器に、4大会ぶりのW杯で存在感を示せるだろうか。
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