3大会ぶり2回目のW杯出場となるボスニア・ヘルツェゴビナ代表【写真:Getty Images】
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は日本時間6月13日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグB組でカナダ代表と対戦する。ボスニア・ヘルツェゴビナは欧州予選プレーオフを勝ち抜き、2014年ブラジル大会以来となるW杯出場を決めた。3大会ぶり2回目の大舞台へ、どのような戦いを経て辿り着いたのだろうか。
PK戦2連勝。12年ぶりのW杯切符を掴む
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今回の欧州予選は、欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟する54チームが4チーム所属の6グループと5チーム所属の6グループ、計12グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式で実施された。
北中米W杯から本大会出場国数が32から48へ拡大されたことに伴い、UEFAの出場枠も13から16へ増加。各グループ首位の12チームが本大会出場権を獲得し、各組2位の12チームはUEFAネーションズリーグ上位4チームを加えた計16チームによるプレーオフに進出するレギュレーションとなっている。
ボスニア・ヘルツェゴビナはオーストリア、ルーマニア、キプロス、サンマリノと同組のグループHに入った。首位オーストリアには及ばなかったものの、8試合で5勝2分1敗、17得点7失点を記録。堅守を武器に2位でプレーオフ進出を果たした。
本大会出場を懸けたプレーオフ準決勝ではウェールズ代表と対戦。延長戦を含む120分を1-1で終える激闘となったが、PK戦を4-2で制して決勝へ駒を進めた。
そして、決勝ではイタリア代表と激突。この試合も1-1のまま延長戦へ突入する接戦となったが、再びPK戦で強さを発揮。4-1で勝利し、2014年ブラジル大会以来となるW杯出場権を獲得した。
チームを率いるのはセルゲイ・バルバレス監督。現役時代に母国代表のエースとして活躍したレジェンドは、組織的な守備と高い結束力を植え付け、長らく遠ざかっていたW杯の舞台へ導いた。
現在のボスニア・ヘルツェゴビナは、長くボールを保持して相手を押し込むチームではない。無理に主導権を握ろうとはせず、守備で粘りながら勝機を待つ現実的なスタイルを志向している。
その中心となるのが、前線で起点となり得点も奪うベテランFWエディン・ジェコと、最後尾でチームを支えるGKニコラ・バシリだ。自分たちで細かく崩して次々と決定機を生み出すタイプではないが、押し込まれる時間帯があっても試合を壊さずに耐え抜く。そして、終盤のセットプレーやパワープレー、一瞬のチャンスをものにする勝負強さで結果を引き寄せてきた。
実際にプレーオフではウェールズ戦、イタリア戦ともに延長戦までもつれ込む接戦を演じながら勝ち上がった。2試合連続でPK戦を制した粘り強さは、まさに現在のボスニア・ヘルツェゴビナを象徴するものと言えるだろう。
12年ぶりに帰ってきた世界最高峰の舞台で、ボスニア・ヘルツェゴビナは悲願のグループリーグ突破に挑む。
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