FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のグループステージ第1節の全24試合が終了し、試合のテンポが向上していることが明らかになった。イタリア・メディア『ラ・ガッゼッタ・デッロ・スポルト』(以下、ラ・ガッゼッタ)が19日の紙面で伝えている。
FIFAの新ルールが効果発揮か?
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今大会では、プレーのスピードアップを目的にいくつかの新ルールが導入されている。スローインは5秒以内に行わなければ相手ボールとなり、ゴールキックも5秒以内に再開しなければ相手側のコーナーキックとなる。また選手交代の際には、交代ボードが掲げられてから10秒以内に、ピッチ上の選手が最も近いタッチラインから退かなければならない。
FIFA(国際サッカー連盟)審判委員長のピエルルイージ・コッリーナ氏は、大会開幕前に「試合のテンポを上げ、中断時間を減らしたい」と語っていた。今大会は、かつての名審判であるコッリーナ氏の狙いどおりの展開となっている。試合はよりスピーディーになり、無駄な中断時間は減少。カタールW杯で見られたような長すぎるアディショナルタイムも少なく、プレーの連続性が高まっているという。
Opta(スポーツ統計サイト)によると、第1節終了時点の24試合における平均実プレー時間は57分22秒だった。一見すると、2022年カタール大会の第1節平均58分08秒を下回っているため、数字だけを見れば後退したようにも映る。
しかし、今大会の平均試合時間は96分08秒だったのに対し、2022年カタール大会で44秒長い実プレー時間を記録するためには、平均102分43秒もの試合時間を要していた。両大会の違いは、プレーの連続性にある。
さらに2018年ロシア大会と比較すると、その差はより鮮明になる。第1節終了時点の平均実プレー時間は54分50秒、平均試合時間は96分54秒だった。実プレー時間の割合で見ると、ロシア大会が約56%だったのに対し、今大会は約60%に達している。
『ラ・ガッゼッタ』は「間違いなくよりスペクタクルになり、凄まじいスピード感で進んでいるように映る」と評価し、今大会のここまでの試合に好意的な印象を示している。
まだ第1節を終えた段階ではあるものの、現時点ではFIFAの狙いどおりの効果が表れていると言えそうだ。大会終了時にはどのようなデータが示されるだろうか。
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