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チュニジア代表新監督とはいったい何者?日本を知る“白シャツの名将”。きょう森保ジャパンと激突

text by 編集部 photo by Getty Images
エルヴェ・ルナール監督

チュニジア代表のエルヴェ・ルナール監督【写真:Getty Images】



 アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。日本代表はきょう6月21日、1次リーグ突破に向けて重要なチュニジア代表戦に臨む。初戦の大敗後に異例の監督解任を行ったチュニジアの新監督はどのような人物なのか、急遽チームを託された指揮官を紹介する。

前回カタールW杯ではアルゼンチン代表を撃破


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 W杯初戦を率いていたサブリ・ラムシ監督の解任を受けて、チュニジア代表を新たに率いるのはエルヴェ・ルナール監督だ。

 現在57歳のフランス人指揮官は、現役時代に大きな実績を残したスター選手ではない。フランス下部リーグなどでプレーし、プロでの出場経験も限られていた。しかし、引退後に指導者へ転身すると、その名を世界に知らしめることになる。

 監督としてのキャリア初期には生活費を稼ぐため、自ら清掃会社を経営。早朝から清掃作業をこなしながら、夜はクラブの指導にあたる生活を約8年間続けていたという。

 転機となったのはアフリカでの成功だった。2012年にはザンビア代表を率いて、アフリカネイションズカップ初優勝を達成。さらに、2015年にはコートジボワール代表をアフリカ王者へ導き、異なる2カ国で同大会を制した史上初の監督となった。

 その後もモロッコ代表を2018年ロシアW杯出場へ導くと、サウジアラビア代表監督として臨んだ2022年カタールW杯では、後に優勝するアルゼンチン代表を2-1で撃破。大会最大級の番狂わせを演出した指揮官として世界的に名が知れ渡った。

 また、ルナール監督は2018年ロシアW杯でモロッコ代表、2022年カタールW杯でサウジアラビア代表、そして2026年北中米W杯ではチュニジア代表を率いることになった。これにより、異なる国を率いて3大会連続でW杯に出場した史上4人目の指揮官となっている。


 サウジアラビア代表監督時代に森保ジャパンと3度対戦。通算成績は1勝1分け1敗となっている。直近では2025年3月に埼玉スタジアム2002で行われた北中米W杯アジア最終予選第8節で対戦した。

 すでに本大会出場を決めていた日本を相手に5-4-1の布陣を採用し、自陣深くでブロックを形成。最後まで粘り強く組織的な守備を続け、日本に得点を許さず0-0の引き分けに持ち込んだ。

 前回のカタールW杯では、初戦でドイツ代表を破った日本が、第2戦でコスタリカ代表の堅守を前に攻めあぐねて0-1で敗戦した。日本をよく知るルナール監督は、短期間でのチーム作りとなることからも、まずは守備の整備を優先する可能性が高い。

 それでも指揮官交代によってチュニジアの戦い方は読みづらくなっており、日本にとっては決して油断できない相手となりそうだ。

 チュニジアは北中米W杯初戦でスウェーデン代表に1-5と大敗し、1998年フランス大会以来28年ぶりとなる大会期間中の監督交代に踏み切った。新監督就任からわずか5日で迎える日本戦。数々の修羅場をくぐり抜けてきた“白シャツの名将”が、チュニジアをどう変えるのか注目される。

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