英語を交えたサッカー教室を行った菅原由勢【写真:編集部】
日本代表の菅原由勢が7月21日、東京都内で自身がアンバサダーを務める英語コーチングスクール「TORAIZ(トライズ)」のサッカー教室に参加した。小学生を対象に、英語を交えたサッカー教室を行い、子どもたちと交流を図った。
「英語を忘れてもサッカーを楽しもう」。菅原由勢らしいサッカー教室
約1時間にわたって行われたサッカー教室では、パス練習や1対1、ミニゲームなどを実施。英語をテーマにしたイベントということもあり、菅原由勢は「Yes! Communicate! Smile! Let’s try!」と積極的に英語で声を掛けながら、身振り手振りを交えて子どもたちをリードした。
1対1では「ゴールを決めたらジュースをごちそうする!」と笑顔で盛り上げる一方、勝負が始まると子ども相手でも一切手を抜かず、本気でボールを奪いにいく場面も。ミニゲームでも終始大きな声で子どもたちを鼓舞し続けた。
菅原が一貫して伝えていたのは、「たとえ英語を忘れても、とにかくサッカーを楽しもう」というメッセージだった。
質問コーナーでは、自身の経験を交えながら子どもたちの目線で丁寧に回答。「海外に行きたいと思ったのはいつですか?」との問いには、「14、15歳で日本代表としてフランスやイングランドと試合をしたとき、相手が強すぎて『海外へ行かないとプロサッカー選手になれないな』と思った」と振り返った。
また、小学生時代については「365日ボールを触らない日はなかった」と明かし、「とにかく毎日ボールに触ってほしい」とアドバイス。
英語で「How can make a good cross?」と質問した子どもには、「How can you make a good cross?だね、言いたかったのは」と英文を優しく言い直してから、「プロになってからも高校生のときからそうだけど、練習後にコーチを捕まえて毎日30本、40本、50本とクロス練習をしていました。良いクロスを上げている選手の映像も見て勉強した」と英語で答えた。
「僕が逆にすごく元気をもらいました」。W杯を終え、新シーズンへ

イベント後に取材に応じた菅原は、「最高でしたし、ワールドカップ後に交流する機会はなかったので、英語を通じて触れ合えて、僕が逆にすごく元気をもらいました」と笑顔を見せた。
「現役の選手と触れ合う機会はそんなに多くないですし、僕もプロになる前、幼少のときには現役の日本代表と触れ合うことはなかったので、子どもたちにとって良い機会になってくれればすごい嬉しいです」
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)では日本代表として全4試合に出場。ブラジル代表との決勝トーナメント1回戦では途中出場を果たしたが、「あれだけ劣勢の中でも、自分がクロスから決定機を作るのもそうだし、最後、失点のシーンでも立ち位置など、ゼロで終わって延長に持ち越すとか、そういう詰めの甘さはまだまだあると思う」と課題を口にした。
北中米W杯決勝については、「寝てました。見ようか最後まで迷ったけど、どうしてもワールドカップの思い出というか、気持ちが自分の中にあったので、起きて結果だけにしようと思って、あえて見なかった」と明かした。
昨季はブレーメンへの期限付き移籍でドイツ・ブンデスリーガを戦った菅原だが、現在の所属は保有元であるイングランド2部のサウサンプトン。
新シーズンへ向けて「もっと細かいディテールにこだわっていく必要がある」と語り、「毎日の積み重ねがあったから、ワールドカップの舞台に立てたと思うので、きょうもあしたもそうですけど、そういう1日が積み重なっていくからこそ先の景色に繋がっていくと思う。またあしたからもしっかり動いていきたいと思います」と前を向いた。
初めての海外挑戦となったオランダでの生活を振り返り、「英語を使わざるを得ない環境だったから、今ここまで話せるようになった」と語った菅原。
海外でプレーする中で言葉の大切さと同時に、サッカーを楽しむことや積極的にコミュニケーションを取ることの重要性も実感してきた。その経験が随所に詰まった、菅原らしいサッカー教室だった。
(取材・文:竹中愛美)
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