FIFAワールドカップ2030決勝の開催地を巡り、共同開催国であるスペインとモロッコの間で水面下の駆け引きが続いているようだ。スペイン紙『エル・ムンド』が3日に報じている。
次回W杯決勝開催地を巡る攻防
2030年大会はスペイン、ポルトガル、モロッコの3か国による共同開催となるが、決勝の開催地は2027年に決定される予定。当初の招致構想はスペインとポルトガルが中心となって進められ、その後2023年にモロッコが加わったとされる。
スペイン側では、レアル・マドリードの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウでの開催が本命視されている。『エル・ムンド』によれば、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長とレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長の間には、ベルナベウを決勝会場とする「暗黙の了解」があるとも伝えられている。
一方のモロッコは、カサブランカに建設中のグラン・スタッド・ハッサン2世を切り札としている。同スタジアムは約11万5000人を収容する世界最大級のサッカー専用スタジアムとなる計画で、2030年大会までの完成を目指している
同紙は、モロッコが公には強い主張を避けながらも、水面下で積極的な外交を展開していると指摘。一方、スペイン政府やスペインサッカー連盟は対立を避ける姿勢を維持しているという。
最終的な決定権はFIFAが握っており、開催地選定は競技面だけでなく政治的、外交的な要素も絡むとみられる。『エル・ムンド』は、スペインにとって最大の後ろ盾は、決定時までフロレンティーノ・ペレス氏がレアル・マドリード会長を務めていることだと伝えており、決勝開催地争いは今後さらに注目を集めそうだ。
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