イングランドサッカー協会(FA)が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に対する支持を撤回する方針であることが分かった。英『BBC Sport』が3日に報じた。
イングランドも再選支持撤回へ
インファンティーノ会長は2027年3月に予定されているFIFA会長選で、4期目となる再選を目指している。しかし、FIFA大会関連事業への民間投資導入計画をめぐり、欧州サッカー界を中心に批判が強まっている。
『BBC』によると、FAは近くインファンティーノ氏へ書簡を送り、これまで表明していた再選支持を撤回する予定だという。
今回の動きは、FIFAが検討していた新会社「FIFA Forward Enterprise(FFE)」構想が発端となっている。同構想では、ワールドカップなど主要大会を運営する商業部門を新設し、外部投資家から少数株式の出資を受け入れる計画だった。
しかし、この計画には欧州サッカー連盟(UEFA)などが強く反発。UEFAはFIFAに対し、法的措置や仲裁、規制当局への申し立てを検討していることを伝えたという。
また、ウェールズサッカー協会(FAW)はすでにインファンティーノ氏への支持撤回を公表。さらに、スコットランドサッカー協会もUEFAの立場と同様に、インファンティーノ氏の指導体制への懸念を共有していると報じられている。
UEFA副会長のローラ・マクアリスター氏は『BBC Radio 5 Live』の取材で、今回の問題について「説明責任を確保する必要がある」と述べ、「来年、リーダーシップの変化を望んでいる」とコメントした。
一方で、インファンティーノ氏はFIFA加盟211協会に対し、構想を支持した場合には総額4000万ドル(約30億円)の支援を受けられるとする書簡を送っていたとされる。
2027年のFIFA会長選では、当選に必要な票数は加盟211協会のうち106票。現在、UEFAは55票、アフリカサッカー連盟(CAF)は54票、アジアサッカー連盟(AFC)は46票を保有している。
インファンティーノ氏は欧州や北中米カリブ海地域で支持を失いつつある一方、カタール、レバノン、クウェート、スリランカなどは引き続き支持を表明している。
FIFA会長をめぐる対立は、UEFAとFIFAの関係悪化をさらに深める形となっており、今後の動向が注目される。
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