【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が、ドミニカ共和国で開かれたカリブ海サッカー連合(CFU)の会合に出席し、複数のCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)加盟協会から反発を招いたという。英紙『The Guardian』は22日、同氏が地域開発事業の発表と、次期会長選に向けた支持集めに会合を利用したと報じた。
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出席再考の要請を押し切り加盟協会から反発
インファンティーノ会長への批判は、ワールドカップなどの商業権を扱う新会社「FIFA Forward Enterprise」の株式約20%を民間投資家へ売却する構想を巡って拡大した。加盟協会への説明や協議が不十分だったとしてUEFA、CONCACAF、AFCなどが反発し、FIFAは8月1日に計画を撤回。手続きと意思疎通に誤りがあったと認めたが、各国協会やFIFA幹部から支持撤回や辞任要求が相次いでいる。
ドミニカ共和国紙『Diario Libre』は訪問前の20日、インファンティーノ会長が辞任圧力が強まる中で同国を訪れると報じた。同紙によると、滞在は約15時間で、FIFAで投票権を持つ協会が多数所属するCFU関係者との会談が予定されていた。同紙はカリブ海地域はFIFAの開発資金への依存度が高く、会長選でも重要な票田になると指摘している。
『The Guardian』によると、CONCACAFのビクター・モンタリアーニ会長は、同時開催のU-14大会から注目を奪い、FIFAのガバナンス危機が焦点になるとして、事前に出席を再考するよう要請した。
しかし、インファンティーノ会長は側近を伴って会場を訪れ、数か月遅れていた数百万ドル規模のFIFA資金による開発事業を発表。会合前には、FIFA側が各協会へ個別に接触し、支持を求めたとされる。
同紙は、インファンティーノ会長が会合を「乗っ取った」と報道。会合に出席した複数の情報源によると、多くのCONCACAF加盟協会が同会長の行動に怒りを示したという。一方、同会長は現地のスポーツ当局やサッカー関係者と面会し、地域の若者へ機会を提供するための協力について発信した。
CONCACAF内では一部の協会がインファンティーノ会長への支持を表明する一方、加盟41協会の多数はモンタリアーニ氏とUEFAの連携を支持していると『The Guardian』は伝えた。2027年3月のFIFA会長選を前に、重要票田を訪れた今回の行動は、新たな反発を招いた形だ。
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