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UEFAチェフェリン会長、インファンティーノ氏の後任には立候補せず「対立候補が出る」 FIFA会長選に言及

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長【写真:Getty Images】



 UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、来年3月に予定されているFIFA(国際サッカー連盟)会長選挙に立候補しない意向を明らかにした。一方で、現FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏には退任を求めており、対立候補が擁立される可能性にも言及している。

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UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長がFIFA会長選に言及

 チェフェリン会長は、英国のポッドキャスト『The Rest Is Politics』に出演し、FIFA会長への立候補について「興味はない」と明言。「私はUEFAと、そこで行っている仕事が好きだ。それに、その職に興味がないほうが、自分の信頼性ははるかに高くなる」と語った。

 チェフェリン会長は、かねてからインファンティーノ氏を批判してきた。両者の対立が深まるきっかけの一つとなったのが、FIFAが進めようとしたW杯関連の資産を民間投資家に売却する計画だ。

 この計画についてチェフェリン会長は「スーパーリーグの計画よりもさらにひどいものだった」と厳しく批判。「大クラブが独自リーグを創設しようとした当時の計画も間違っていた。それはサッカーを破壊するものだった。しかし今回は、文字通りサッカーが売却されることになる。それは受け入れられない」と主張した。

 さらに、こうした問題を受けてインファンティーノ氏がFIFA会長を続けることは難しいとの見方を示した。

「2つの可能性がある。一つは、彼自身がもはや支持を得られていないことを理解することだ。選挙人からの支持だけでなく、サッカー界からの支持も失っている」

 そのうえで、「もう一つの選択肢は、彼が選挙に出馬することだ。しかし、その場合には対立候補が出ることになる。誰になるのかは、まだ分からない」と語った。

 チェフェリン会長によれば、W杯関連の計画をめぐる騒動以降、インファンティーノ氏とは会話していないという。


 一方のインファンティーノ氏は、FIFA会長選挙に向けて各地を訪問し、支持固めを進めている模様。22日には北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)を訪問。翌23日にはパリで開催されたeスポーツのW杯を訪れ、フランスのエマニュエル・マクロン大統領とも面会した。

 その後、FIFAはインファンティーノ氏がサッカー界における経済格差の縮小について語る動画を公開。「211の加盟協会すべてでサッカーを成長させたい」と訴え、各国への投資や機会、資金を拡大する必要性を強調した。

 こうしたインファンティーノ氏の姿勢について、チェフェリン会長は欧州への対抗意識が背景にあるとの見方を示し、「彼は欧州の支持を受けて立候補した。しかし、どうやらそれを忘れてしまったようだ」と批判。

 FIFA会長選をめぐってUEFAとインファンティーノ氏の対立が続くなか、チェフェリン会長自身は出馬を否定したものの、インファンティーノ氏に対抗する候補者が擁立される可能性を示唆した。今後、誰がその候補者となるのかにも注目が集まりそうだ。

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