昨年、川崎フロンターレで現役を引退した伊藤宏樹氏。当初は育成普及部での活動を発表していたが、その後、クラブスタッフとしての入社が決まり集客プロモーション部の配属となった。わずか数週間での“転職”だが、そこにはとある取材での出来事が後押しにもなったという。2月1日から新たな仕事場に飛び込んで働く、現在の彼の心境を聞いてみた。
川崎フロンターレ 夢の等々力劇場
22日、天皇杯準々決勝で川崎フロンターレはサガン鳥栖に延長戦の末に0-2で敗戦。今季の全日程が終了。それに伴い、24日にクラブハウスで解散式を行った。
「フロンターレに長くいる人は、ナビスコカップに対していろんな思い出があると思う……悔しい思い出ばっかりですけど」
ナビスコカップ決勝進出をかけた浦和戦に向けて意気込みを聞くと、伊藤宏樹からそんな苦笑いが返ってきた。