横浜F・マリノスは11日に新シーズンに向けて始動した。昨季は最終節にFC東京を振り切って15年ぶりのJ1リーグ制覇を成し遂げ、今季は連覇に挑む。さらにACLなどの戦いも重ねる中で、アンジェ・ポステコグルー監督率いるチームはどこを目指すのか。選手たちの視線はすでに同じ目的地を捉えていた。(取材・文:舩木渉)
明治安田生命J1リーグは最終節を残して、横浜F・マリノスが15年ぶりの優勝に王手をかけている。リーグ最多の65得点をマークする攻撃的なサッカーを最後尾から支えるのがGK朴一圭(パク・イルギュ)だ。FC琉球をJ3優勝に導いてマリノスにやってきた苦労人は、足下の技術とともに、フリーな味方にパスをつける冷静さを持っている。(取材・文:西部謙司)
明治安田生命J1リーグ第29節、横浜F・マリノス対湘南ベルマーレが19日に行われ、横浜F・マリノスが3―1で快勝した。前半39分にGK朴一圭の相手の裏をかく“スーパークリア”を起点に先制点を挙げると、その後もハイテンションに攻め続けて勝利し、勝ち点を55に伸ばした。首位・鹿島アントラーズ、2位・FC東京に勝ち点差1に迫り優勝も見えてきた、ファンタスティックなサッカーをピッチ上で表現できる要因とは。(取材・文:下河原基弘)