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ディバラ移籍交渉の内容を明かすパレルモ会長。「イタリアに残る可能性は50%」

text by 編集部 photo by 数多のクラブが獲得を狙うパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】

ディバラ移籍交渉の内容を明かすパレルモ会長。「イタリアに残る可能性は50%」
数多のクラブが獲得を狙うパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】

 パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長に隠し事は通用しない。数多のクラブがFWパウロ・ディバラを獲得を狙っているが、同会長はその移籍交渉の内容を明かしている。30日、イタリア紙『トゥット・スポルト』がコメントを紹介した。

 ザンパリーニ会長は2つのクラブから3000万ユーロ(約39億円)のオファーがあったものの、どちらも断ったことを明かしている。「私はディバラの価値は4000万ユーロ(約52億円)と言ったはずだ」と、あくまで強気の姿勢は崩さない。

 交渉内容の暴露はさらに進み、続いてユベントスのジュゼッペ・マロッタGMとの交渉にも言及した。

「ユベントス? 具体化する可能性はある。マロッタとは話し合っているよ。彼らの興味は知っているが、もっと急ぐべきだね。は他にも狙っているクラブがいる」

 イタリアだけでなく海外からの関心も高い同選手だが、ザンパリーニ会長は同選手が国内に残る可能性は「50%」だという。ユーベと同じく国内組であるナポリの関心については、「新たなディンソン・カバーニだとは思うな」と牽制している。カバーニは2010年にパレルモからナポリに加入。1年間のレンタル移籍を経て、2011年に完全移籍を果たした。

 さらに、同会長はネクスト・ディバラにも絶対の自信を持っているようだ。「我々はクオリティあるトップ下を探しており、そして既に保有している」と明かすと、「全て南米の選手だ。最高のアタッカーたちがやってくるよ」と満足気に語った。

 カバーニ、ハビエル・パストーレ、ヨシプ・イリチッチと攻撃的な選手の目利きには定評のあるザンパリーニ会長。常に交渉で主導権を握る姿勢を崩さないだけに、獲得を狙うクラブは骨の折れる仕事となりそうだ。果たして来夏ディバラがプレーするのはどこのクラブになるのだろうか。

【了】

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