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細貝、ブログでトルコ移籍の“パイオニア”宣言「多くの日本人選手が来る流れができる」

text by 編集部 photo by Getty Images

細貝、ブログでトルコ移籍の“パイオニア”宣言「多くの日本人選手が来る流れができる」
ブログでトルコ移籍の想いを綴ったMF細貝萌【写真:Getty Images】

 元日本代表MF細貝萌は、ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンからトルコ1部のブルサスポルへ期限付き移籍した。移籍発表の翌日、細貝は自身のブログで新天地にトルコを選んだ理由を明かした。

「移籍」と題されたブログには、「日本ではあまり有名ではないクラブだと思いますが、このオファーを選んだ決め手は、Bursaspor がとても素晴らしいクラブだという事。そしてトルコ1部リーグだという事。トルコリーグは近年素晴らしいスピードでレベルアップしていて、世界的に素晴らしい選手達もたくさんプレーしています」と、トルコリーグのレベルの高さが決めてのひとつだとしている

 トルコリーグには、強豪ガラタサライにドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ、フェネルバフチェにはオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ、アンタルヤスポルには元カメルーン代表FWサミュエル・エトーらビッグネームが次々とやってきている。

 ヘルタ・ベルリンでは昨季途中に監督が交代になると出場機会に苦しみ、また負傷などもあって不遇のシーズンを過ごすことになってしまった。自らの価値をさらに高めるため、近年急激な成長遂げているトルコに新天地を求めたのかもしれない。

 ルーマニアのアストラからMF瀬戸貴幸もオスマンルスポル移籍しており、今夏で2人目のトルコリーグ移籍となった。かつてはガラタサライに稲本潤一が所属していたこともあったが、細貝はより多くの日本人選手がトルコでプレーするべきだと考えている。

「トルコリーグで日本人のしっかりとしたパーソナリティーをピッチ内外で表現できれば、今後トルコに多くの日本人選手達が来れるような流れができるかもしれないですし、むしろそうならないといけないと思ってます」と、トルコ移籍の“パイオニア”になることを宣言した。

 27日に発表された日本代表メンバーに細貝の名前はない。決意を新たにした細貝は、トルコで輝きを取り戻し、サムライブルーのユニフォームをまとうことが出来るだろうか。

【了】

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