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バルサで不遇のDF、SNS投稿でクラブとさらに関係悪化?

text by 編集部 photo by Getty Images

アレイクス・ビダル
バルセロナのアレイクス・ビダル【写真:Getty Images】

 バルセロナのDFアレイクス・ビダルは、クラブ退団にますます近づいているのかもしれない。12日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、同選手がSNSに投稿した写真がクラブとの関係をさらに悪化させる可能性があると伝えている。

 昨年夏にセビージャからバルセロナに加入したビダルだが、ダニエウ・アウベスの存在に阻まれて十分な出場機会は得られず。D・アウベスがユベントスへと去った今季も、セルジ・ロベルトが中盤からサイドバックにコンバートされ、チャンスは巡ってきていない。

 リーガエスパニョーラ第3節アラベス戦に出場したあと、公式戦6試合連続のベンチ外となっているビダルは、1月の移籍市場での退団が濃厚ではないかとみられている。さらに、同選手が先日インスタグラムに掲載した写真が状況をさらに悪化させるとの見方もある。

 ビダルは、現在エバートンに所属する元バルセロナのFWジェラール・デウロフェウとともにバルセロナの日本料理店で食事を楽しむ様子を投稿。現在のビダルと同様にバルサで出場機会を得られず去っていったデウロフェウとの仲をアピールすることは、ルイス・エンリケ監督への”挑戦”だと受け止められ、クラブのさらなる不興を買ったとの見方を『ムンド・デポルティーボ』は伝えた。

 ビダルは先月にも、SNSへの投稿を巡ってクラブとの関係悪化が騒がれたことがあった。中指を突き立てた絵文字などが監督批判だと騒がれたあと、投稿を削除したビダルは、「監督へのメッセージではない。ありもしない監督との悪い関係を作り出すメディアに嫌気がさしていた」とコメントしていた。

 退団がますます濃厚視されるビダルだが、S・ロベルトの負傷により、今週末のリーガ第8節デポルティボ戦には先発起用の可能性もあるとみられている。久々に与えられるチャンスを活かし、状況を改善することができるだろうか。

【了】

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