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“ペットボトル事件”でバレンシアに罰金…競技委員はバルサに苦言「笑いを誘うようだ」

text by 編集部 photo by Getty Images

バルセロナ
客席からペットボトルを投げ入れられたバルセロナの選手たち【写真:Getty Images】

 スペインサッカー競技委員会は、バレンシア戦で客席から投げ入れられたペットボトルが直撃したバルセロナの選手たちの反応に苦言を発した。26日付け『マルカ』が報じた。

 バルセロナは現地時間22日にアウェイでバレンシアと対戦し、後半アディショナルタイムにリオネル・メッシがPKを決めて3-2の勝利を収めた。

 その際、ゴールを喜ぶバルセロナの選手に客席からペットボトルが投げ入れられたことがスペイン国内を賑わせている。

 この事件には競技委員会も介入し、「激高したファンたちの行動であろうとも、その反応を正当化することはできない」とホームであったバレンシアに警告を与えた。その一方で、同クラブの犯人特定が素早く行われたことが評価され、課された罰金は1500ユーロ(約17万円)となった。

 しかし同委員会はバルセロナの選手たちへも言及しており、同クラブの選手たちがとった行動は模範的ではないと一刀両断している。

「何人かの選手の反応は称賛されるべきものではなく、笑いを誘うようだった。ボトルが当たっていないにもかかわらず倒れ込むという行動はスポーツ選手としてふさわしいものではない。ゴールを祝う間の観客へ向けた選手たちの仕草や行動を見過ごすことはできない」

 この発言を受けバルセロナ側も「許されることではない行為を行った犯人を“犠牲者”に仕立てている」と憤慨をあらわにしている。

 先日も、スペインプロリーグ機構のハビエル・テバス会長が「まるでボーリングのピンが倒れたみたいだった」とバルサ選手たちを皮肉るなど、大きな波紋を呼んでいる。

【了】

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