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乗れないバルサ。ここ10年で最低のスタートということが明らかに

text by 編集部 photo by Getty Images

ルイス・エンリケ
バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 リーガエスパニョーラ3連覇を狙うバルセロナが今一つ乗り切れていない。今季はここ10年で最低のスタートを切っているという数字が残っている。21日、スペイン紙『アス』が報じている。

 バルセロナは、マラガ戦をスコアレスドローで終え、リーガ第12節終了時点で8勝2分3敗の勝ち点26という数字を残している。だが、この成績はフランク・ライカールト監督時代の2006/07シーズン以降で最低の数字ということだ。

 ティト・ビラノバ監督(2012/13)とヘラルド・マルティーノ監督(2013/14)時代の34ポイントが最高ポイントとなっている。3シーズン目を迎えるルイス・エンリケ監督体制を見ても初年度の28点、2年目の30点と比べても低調なスタートなのがうかがえる。

 一方で得点数ではここまで32ゴールと、30点、29点という過去2年を上回る数字をたたき出している。こうした数字からも、今季のバルセロナが、勝つときは大量点をマークするが、接戦で勝ちきれないケースが多いことが表われている

 3強と目されたアトレティコ・マドリーが現在6位に沈み、バルセロナも2位につけているものの、すぐ下にはセビージャ、ビジャレアルが迫っており、今季はここ数年のリーガとは違う様相を呈している。10年ぶりのスロースタートというバルセロナはこの混戦リーガをどのように乗り切っていくのだろうか。

【了】

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