南米サッカー連盟（CONMEBOL）は、コパ・スダメリカーナ決勝でブラジル1部シャペコエンセと対戦する予定だったアトレティコ・ナシオナルが申し出た同大会のタイトル譲渡の要求を受け入れるつもりのようだ。1日にブラジルメディア『グローボエスポルテ』が報じている。

　現地時間11月28日、コパ・スダメリカーナ決勝1stレグの開催が予定されていたナシオナルのホームへ向かっていたシャペコエンセの選手たちを乗せた航空機がコロンビア国内で墜落した。これにより、選手19名を含む乗員乗客70名以上が命を落とす事態となったことで試合は延期されている。

　この悲劇的な事故を受け、ナシオナル側はコパ・スダメリカーナのタイトルをシャペコエンセに譲りたいという意向を表明。CONMEBOLは、この申し出への決定を今月21日に行われる取締役会後に発表をするとみられているが、同連盟の内部の者からの情報によると、シャペコエンセの優勝はすでに保証されており、後は正式発表を待つのみの状況だという。

　万一ナシオナル側の要求がCONMEBOLに受け入れられた場合には、シャペコエンセにはコパ・スダメリカーナの優勝チームとしてレコパ・スダメリカーナと次年度のコパ・リベルタドーレスへの出場権が与えられることになるようだ。

　また、コパ・スダメリカーナ王者は、2008年以降毎年日本でYBCルヴァンカップ（旧ヤマザキナビスコカップ）の王者とスルガ銀行チャンピオンシップで対戦している。CONMEBOLが決定を下すまではまだ分からないが、ひょっとすればシャペコエンセが浦和レッズと対戦しに来日することになるかもしれない。

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