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シャペコエンセ最終節、規定に則り”両チーム不戦敗”が宣告される

text by 編集部 photo by Getty Images

シャペコエンセ
シャペコエンセのフラッグ【写真:Getty Images】

 ブラジル全国選手権1部の最終節各試合が現地時間の11日に行われたが、シャペコエンセ対アトレチコ・ミネイロ戦では規定に則り”両チーム不戦敗”が宣告された。ブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。

 シャペコエンセの選手らを乗せた飛行機が先月末にコロンビアで墜落し、選手19名や監督らが命を落とす悲劇となった。この事故により当初4日に開催が予定されていたリーグ最終節は1週間延期され、11日に開催されることが決定された。

 トップチームの選手の多くを失い試合を行える状態にないシャペコエンセと、対戦チームのアトレチコ・ミネイロは、当初から試合を行わない意志を表明していた。だがブラジルサッカー連盟(CBF)は試合の中止という形は取らず、リーグの規定に沿った対応を取っている。

 シャペコエンセの本拠地に両チームは姿を見せず、観客も入れられなかったが、形式上は試合を行う準備が整えられたようだ。コーナーフラッグや広告看板などが設置され、試合の公式球が準備され、CBFの派遣した審判団のみがスタジアム入り。キックオフ予定時刻を過ぎて両チームが登場しなかったあと、審判団は規定通りに両チームに対する「0-3での不戦敗」を宣告した。

 前節終了時点で4位だったアトレチコ・ミネイロの順位に変動はなし。9位だったシャペコエンセは11位に順位を下げてシーズンを終えている。

【了】

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