ミシャ体制で2年目を迎えた浦和レッズに感じる、大いなる可能性

ミハイロ・ペトロヴィッチが監督に就任し、2年目を迎える今季の浦和レッズ。昨季はリーグ3位と結果は残したが、世界的にも稀なスタイルはまだ完成には至っていない。レッズの課題とは何か? そしてそこから見えてくる可能性とは?

2013年01月19日(土)15時39分配信

text by 西部謙司 photo Kenzaburo Matsuoka
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浦和で2年目のシーズンを迎える“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:松岡健三郎】

ようやく出発点に立ったミシャ・スタイルのレッズ

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の独特なサッカーは、サンフレッチェ広島時代からよく知られていた。2012年J1で優勝した広島も、“ミシャ”のサッカーを踏襲している。では、そのミシャ監督を迎えた浦和レッズはどうなのだろう。

 開幕当初はぎこちない印象だったが、次第にこなれてきて最終的には3位でACL出場権を獲得した。戦術的な形に関しては問題なくできていると思う。ただし、型どおり動けるようになったから完成というわけではなく、そこは出発点にすぎない。

 ミシャ・スタイルは攻守でフォーメーションが変わる。例えば、CBの槙野は攻撃時にはタッチライン際へ開いてSBとしてプレーする。MFの阿部勇樹も攻撃のときはポジションを下げてCBになる。守備時にSBだった両翼は、攻撃時にはFWのラインまで上がっていく。

 ポジションが動かないのは中央のCB、阿部と組むボランチ(鈴木)、1トップ、GKと4箇所あるが、あとは移動がある。2シャドーも守備のときにはサイドハーフになるので、ここも少し変化する。

 こうしたポジションと役割の変化に対応できれば形にはなる。ベースはミシャ監督1年目でできた。2年目はいかにスケールを大きくしていくかだ。

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