浦和、柏に続くチームは？
広島は離脱者が出ると厳しい【写真：山田一仁】
――浦和、柏に続くとすれば？
「広島。去年優勝しましたが、ACLがあるので両方狙うと選手層を考えても難しくなると思いますけども」
――そこまで大きな補強はしていないですよね。逆に主力の森脇が移籍しました。
「そこは大きいだろうね。あと佐藤寿人と高萩洋次郎、彼らは換えがきかない選手なので、ケガをしてしまうと苦しくなる」
――ただ、リーグに集中すれば上位はいける、と。
「そうですね。それだけのタレントはいますから。とはいえ、ミキッチがケガをしたという報道もありますし、そこは少し心配ですね」
――ペトロヴィッチ監督のときとはベースは変えないまでも戦い方は変えた印象です。
「でも、ベースを変えなかったのが良かったんでしょうね。それにプラスアルファをもらたしたので」
――広島の次に来るとすれば？
「ダヴィと野沢を獲得した鹿島。ACLもない」
――鹿島は昨季かなり苦戦しました。
「鹿島はクラブ内でも選手の世代交代の時期というのをわかっています。小笠原、中田浩二、本山ら黄金期を支えた世代から徐々に入れ替えている過渡期にあります。しばらくは苦しむかもしれませんが、今年は新加入選手もあり、戦力は上積みされた。京都から来た中村充孝もいいよ」
――監督にはトニーニョ・セレーゾが復帰しました。
「そうだね。日本での経験もあるし問題ないよね」
――ダヴィはフィットするでしょうか？
「去年あれだけやれてるわけだし、彼のプレーの特徴から言ってアントラーズのスタイルに合っていると思うよ」
――ダヴィはオフになるとかなり太っているのですが…。
「でもねぇ、俺が札幌で2年目のときは全然太っていなかったんだよなぁ。だからびっくりしたよ。でも、メンタル的なことは問題ないですよ。練習もちゃんとやりますし。ダヴィ、バレー、レアンドロ、みんないいよ。日本に来たときは裕福ではなかったから頑張るよね。高い給料をもらうようになっても、あまり変わらない」
