昨年の王者広島を圧倒した浦和レッズは、今年のJ1を引っ張る存在になる

J1開幕戦、前年に引き続き同じカードとなったサンフレッチェ広島と浦和レッズの対戦は、序盤から浦和が広島を圧倒して勝利した。シーズンオフに積極的な補強を敢行した浦和は、大きくスケールアップした印象を与えた。

2013年03月03日(Sun)11時26分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka
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目立った浦和の積極的なディフェンス

 昨年に引き続き同じカードとなった、J1開幕戦のサンフレッチェ広島対浦和レッズ。名称こそエディオンスタジアムと変わったものの、その戦いに用意された舞台も同じスタジアムでの試合となった。しかしそこで見られた光景は、昨年とはまったく異なったものだった。1年前手も足も出ずに敗れた広島に対して、浦和は攻守両面で圧倒した。

 試合前には小雪がぱらつき、キックオフ後も小雨が舞うコンディションの中で、立ち上がりからペースを掴んだのはアウェーの浦和だった。広島も浦和もミッドウィークにACLを戦い、両チーム共に敗れている。特に広島はホームで敗戦していたことも影響していたのか、序盤は慎重なプレーが目に付いた。

 一方の浦和は、序盤から攻守にアグレッシブなプレーを展開した。敗れたACLの広州恒大戦でも同様のスタイルを見せていたが、昨シーズンと比較して最も変化したのは、かなり高い位置からタイトにディフェンスをするようになったところだ。

 昨シーズンの浦和は、相手にボールを奪われると基本的に高い位置からはプレスに行かず、遅らせながら全体でリトリートして、自陣で相手の攻撃を待ち受けるのがディフェンス時の定型だった。そして相手をある程度自陣に引き込んでおいて、ボールを奪ってから長めのカウンターで攻撃を仕掛けていくことを一つの大きな狙いとしていた。

 攻撃的なチームと評されることの多い浦和だが、少なくとも昨シーズンの戦いを見る限り、ディフェンス面に関しては攻撃的とは言えないスタイルだったと言えるだろう。また、ボールポゼッションにしても自陣でゆっくりと回す時間が多く、試合全体を通してプレーエリアが自陣に寄っている時間帯が長くなり、相手陣内でボールを繋いで押し込んで戦うような試合は意外に少なかった。

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