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Jリーグ 11年前

浦和・鹿島の担当記者が、Jリーグ開幕20周年記念試合『レッドダービー』について語る

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

注目度の高い、面白い試合を期待

島崎「興梠はセンターバックのどちらかがマークにつくと思いますが、トップ下二人をどうマークするかでしょうね」

田中「浦和のスイッチは慎三くんにボールが入ったときなので、そこで簡単にやらせないというのが基本でしょうね。その部分に、今の鹿島は自信を持っていると思います。あとは、サイドにボールが入ったらボランチ一枚がディフェンスラインに入るという決まりになっているので、それは変わらないですね」

島崎「あと、鈴木啓太にも注意してくださいね。今年はかなり調子が良くて、相手もなめている部分があるから彼にボールを持たせてしまうことが多いんですけど、今年は彼がフリーで配球するとかなりの精度で良いボールが出てきますから。鈴木啓太のケアも難しいんですよ。さっきの話と繋がりますが、ボランチがトップ下につくのか、啓太を見るのかという判断が出てきます」

田中「今までのやり方を考えると、2トップのどちらか、つまり大迫が相手のボランチを見るということになりますね」

島崎「中盤のせめぎ合い、そしてレッズの最終ラインのビルドアップについて、鹿島がどのような対応をするのか、そしてそれに対してレッズがどう対応していくのか、大きな見所になると思います」

編集部「注目度の高い試合ですし、チケットの売上げも良好なようです。上位同士での対決となるレッドダービー、良い面白い試合になりそうですね。今日はありがとうございました」

【了】

この対談の全文は、『浦研プラス』か『GELマガ』で。

プロフィール

島崎英純
1970年生まれ。東京都出身。2001年7月から06年7月までサッカー専門誌『週刊サッカーダイジェスト』編集部に勤務し、5年間、浦和レッズ担当記者を務める。2006年8月よりフリーとして活動し、現在は、浦和レッズ、日本代表を中心に取材活動。浦和レッズマガジン編集長としても活躍する。

田中滋
1975年、東京都多摩市生まれ。上智大学文学部卒。一般企業の会社員からフリーランスのライターに転身。現在はJ’sGOAL、エルゴラッソにて鹿島アントラーズを担当する。著書に『鹿島の流儀』(出版芸術社)、『ジャイアントキリングを起こせ』(東邦出版・共著)、構成に『センターバック専門講座』(東邦出版・秋田豊著)など、がある。

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