古豪ソシエダ10年振りのCL出場もあるか? 復活のカギはクラブの命運を懸けた“原点回帰”

10年前にはCLにも出場し旋風を巻き起こしたレアル・ソシエダ。その後は低迷し2部降格も経験したが、今季は5月12日現在で4位と復活の兆しが見えている。一時はどん底を見たソシエダはいかにして這い上がってきたのか?

2013年05月12日(Sun)17時37分配信

text by 山本美智子 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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2部降格、破産も経験した古豪ソシエダ

レアル・ソシエダの年度別成績
シーズン 所属 順位 勝点
2000-01 1部 13位 43
2001-02 1部 13位 47
2002-03 1部 2位 76
2003-04 1部 15位 46
2004-05 1部 14位 47
2005-06 1部 16位 40
2006-07 1部 19位 35
2007-08 2部 4位 68
2008-09 2部 6位 67
2009-10 2部 優勝 74
2010-11 1部 15位 45
2011-12 1部 12位 47
2012-13 1部 4位 58

※2013年5月12日現在

 現在、バレンシアやマラガと共に、来季のチャンピオンズリーグ枠を争っているレアル・ソシエダは、10年ぶりのCL参戦なるかと期待を賭けて、シーズン最後まで緊張感ある戦いを提供してくれているチームの一つだ。

 1907年に創立され、スペインリーグの中でも老舗クラブの一つだが、07-08年のシーズンには、40年ぶりの2部降格の憂き目をみた。更に、その翌年にクラブは破産宣告を受け、サッカー面、経済面、双方に渡り、大きな打撃を蒙った。

 4年間かけて1部に戻ってきたが、その間に、クラブ内には様々な変化があった。降格の原因となったとも指摘されていた幹部が変わり、地元の有名な企業家である現会長ジョキン・アペリバイが2部のソシエダを引き受けた。

 正直、当時、大きな賛同を受けて会長職についたわけではなかったが、ジョキン・アペリバイ会長がクラブを請け負ってから、クラブ経営は安定し、また、ソシエダが本来の形に軌道修正したという事実は、現在では誰もが認めるところだ。

 軌道修正をするにあたり、成功のカギとなったのは、‘スビエタ’(ZUBIETA)だった。スビエタ育ちと言えば、ソシエダのユース育ちの選手のことを指す。ソシエダは、一時、見失った「選手の育成」という道を見出し、それに賭けて出たのだ。

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