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日本代表 11年前

ブルガリア戦。未だ機能しない3-4-3、本田不在時の迫力不足も解消されず【どこよりも早い日本代表採点】

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 植田路生 photo by Kenzaburo Matsuoka

どこよりも早い採点

川島永嗣 5 ゴールシーン以外にもキャッチに不安を残す。
今野泰幸 6 縦へのいいクサビを通し、起点になっていた。
栗原勇蔵 5.5 連携に不安を残すも、まずまずこなしていた。
吉田麻也 4.5 寄せが甘く、ミドルシュート許す。ポジショニングもよくない。
駒野友一 5 もっと積極的に上がっていい。守備では戻りきれていないときも。
内田篤人 5.5 サイドでの起点、という意味では○。攻撃参加でも自分の良さを活かしていた。
遠藤保仁 5 疲労からなのか絶対的な安定感がない。プレスをかわしきれずすぐにボールを戻す場面も。
長谷部誠 5.5 中盤のダイナモとして機能。オウンゴールは集中力を欠いた。
香川真司 5.5 何度もチャンスをつくる。もっと自分で仕掛けてもいい。
前田遼一 4.5 深みをつくれず、組み立てもぎこちない。
乾貴士 5.5 切れ味鋭いドリブル、香川との連携で相手DFを何度も崩す。

長友佑都 5.5 ケガの影響はないだろうが、まだベストパフォーマンスではない。
酒井宏樹 5 意図のないクロスで何度かチャンス潰す。
清武弘嗣 6 前線の触媒として作用。途中出場ながら集中力は高かった。
ハーフナー・マイク 5 前線でタメをつくれず。前田不調の今日はチャンスだったのだが。
中村憲剛 5 トップ下として攻撃をスムーズに組み立てることができず。
細貝萌 ― 出場時間短く採点不能。

ザッケローニ 5 アジアカップをピークに代表のパフォーマンスは下降する一方。

川畑要 7 今日もっとも輝いた日本人。メガネはどこへいった?

 3-4-3はいい形で攻めこむ場面もあったが、やはり課題のほうが多く目につく。まだオプションとしても機能していない。また、後半は慣れた4-2-3-1に戻したが、本田不在時のどこかもどかしい、迫力不足の攻撃は解消されぬまま。

 ホームで2失点の惨敗。ザックジャパンは大きな不安を残したままオーストラリアとの大一番に臨むことになる。

【了】

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