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イタリア戦で得た手応えを継続できるか? 代表選手たちが語るメキシコ戦のポイント

日本代表は明日、戦術面で似たタイプのチームと言える、メキシコと対戦する。予選での敗退が決まったとは言え、コンフェデレーションズカップの締めくくりとして重要な試合となる。選手たちはメキシコ戦に向け、どんなプランを描いているのか。

text by 河治良幸 photo by Kenzaburo Matsuoka

明日の試合が終わったときに何が得られるのか

 メキシコ戦は非常に難しい試合になるだろう。「たぶん、みんな動けると思う」と内田が語る様に、中2日と言っても、相手も同じ条件であり、ベロオリゾンチはレシフェよりかなり涼しく、湿気も無い。

「チーム全体と個人のコンディションをチェックし、対戦相手の状況を見て、どれだけ控えの選手を使うか考えたい」と語るザッケローニ監督がしっかり選手を見極めて起用すれば、運動量に関しては大きな問題にはならないだろう。

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川島永嗣【写真:松岡健三郎】

 難しいというのは気持ちの切り替えだ。イタリア戦では充実した経験と自信を得たが、結局は4-3で敗れ、グループリーグでの敗退が決まってしまった。試合の前日になっても、メディアの質問はイタリア戦が大半を占め、メキシコの特徴については限られたのは、当然と言えば当然だろう。

 しかし、コンフェデの意味を考えれば、2敗同士の対戦とはいえ、世界トップレベルで特徴もあるメキシコを相手に真剣勝負を挑み、現在地をはかる作業はイタリア戦と同等に追求するべきものだ。

「今じゃなくて、明日の試合終わった時に何か得られるか」とGKの川島もメキシコ戦を戦い抜いてはじめて、大会を振り返るべきということを強調する。

 それではメキシコ戦で日本はどういったプランで臨むべきなのか?

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