【J3構想の実態を探る】Jリーグ理事 大河正明氏に聞く、『J3』のアウトライン(後編)

Jリーグは早ければ2014年のJ3創設を目指している。これまでJリーグではどのような議論が交わされ、3部リーグ制はどのように進むのか。Jリーグ管理統括本部長の大河正明氏にJ3構想について話を聞いた。

2013年07月14日(Sun)18時19分配信

text by 宇都宮徹壱
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【前編はこちらから】 | 【サッカー批評issue61】掲載

そもそもJ3のクラブはJクラブなのか?

――ものすごく基本的な質問で恐縮ですが、そもそもJ3のクラブはJクラブなんでしょうか?

 Jクラブがどうかというと、Jクラブです。ただ、J1・J2とJ3というのは、会計上、ガバナンスは分けようと考えています。たとえばJ3が独自にスポンサーを見つけてきたとしますよね。そしたらそれは、J3の収入です。Jリーグという大きな会計の中に、J1・J2の会計と、J3の会計をふたつ持ちましょうと。つまり財布は別。

 逆に、J1・J2のトップパートナーさんの中に「J3ができたから、少し多めに出してもいいよ」というところが出てくれば、増えた分に関してはJ3に入れて、もともとの金額はJ1・J2に入れましょうとか。原則的にはそういうふうに考えています。

――分配金についてはどうでしょう?

 分配金は、大きいのが放映権です。TVについては、ローカルは今のルールでいいと思います。スカパー! さんに関しては、あれだけの試合数ですから今はパンパンですけど、例えば札幌だとか松本だとか、加入者がたくさんいるクラブが万一J3に落ちたりすると、スカパー! さんも考えるでしょうね。そうした人気クラブへの権限を残すような形で、今の放映権料に多少の上乗せをしていただけると、その分はJ3に入れていいのかもしれない。

――ちょっと細かい話になりますが、毎年開幕前にJリーグのキックオフカンファレンスがあるじゃないですか。あれにJ3のクラブは呼んでもらえるんでしょうか?

 そのあたりはまったく考えておりません(笑)。たとえばJの実行委員会をどうするのかとか、ホームページをどう見せるかとか、もろもろ決めないといけないことはあるんですが。

 ただ、J3も公益社団法人の社員になりますから、同じ目的を持った団体ということですよね。同じ百年構想という理念を共有しているという意味では、間違いなくJクラブにはなります。当然、Jリーグの規約も、J3ができることで新たに加えないといけないところは出て来るでしょうね。

――J3に入ったけれど、財務上で問題があった、あるいはライセンスの要件を満たせなくなった場合は?

 そうなると、今度はJFLの要件を満たせるかという話になると思います。JFLも1000万円の供託金が必要になりますから。

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