豪州戦2得点の大迫よりも豊田、齋藤がW杯メンバーに残れる理由

東アジア杯の豪州戦、日本は3-2で勝利した。この大会のテーマは新戦力の発掘にある。果たして、この試合でW杯メンバーに食い込めそうな選手は出たのか。攻撃陣、守備陣、共に検証する。

2013年07月26日(Fri)10時22分配信

text by 西部謙司 photo Kenzaburo Matsuoka
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大迫は前田に似すぎている

 緒戦の中国戦から先発を総入れ替えした。日程と気候を考えれば3試合を同じメンバーではやれないし、選手のプレーを見るのが今大会のテーマなので総入れ替えは理にかなっているが、それにしても大胆に変えてきた。

 2トップの豊田陽平と大迫勇也はどちらも良いプレーをした。が、どちらが代表メンバーに残る可能性が高いかといえば豊田のほうだと思う。

 大迫は2ゴールをゲットし、1点は決勝点だった。後方からのボー ルをよく収めていたし、この試合の活躍ぶりでいえば大迫のほうが上である。ただ、大迫は前田遼一に似すぎている。

 万能型という点で大迫と似たタイプの前田は、すでに代表でのコンビネーションに組み込まれていて、大迫がはっきりと前田を上回っていることを示さないかぎり、前田の優位は動かない。いくつか勝負どころで足下へのパスをコントロールミスする場面もあり、2得点はしたが前田に取って代わるにはもうひと押しが必要な気がする。

 豊田のライバルになるのはハーフナー・マイクだろう。オーストラリアに対しても高さで勝負できる豊田の空中戦は魅力がある。ハーフナーよりもアジリティが高く、前線から速いプレスをかけられる。

 足下もハーフナーより安定している。2つの決定機を外してしまったのでハーフナーに対して明確に優位とまではいえないが、大迫よりもW杯メンバーに残れるチャンスは大きいと思われる。

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