開幕弾を奪った長友のオーバーラップ。“積極的過ぎる”攻撃参加は戦術的に正しかったのか?

セリエA開幕戦でゴールを奪った長友佑都。チームの勝利に貢献したのは間違いないが、得点を生んだプレーはかなり大胆にオーバーラップしていた。果たして、長友は戦術的に正しかったのか?

2013年08月27日(Tue)10時36分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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FWよりも前にいた長友

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待望の先制点を奪った長友佑都【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 開幕戦で、しかも4ヶ月に渡ってサン・シーロで勝ち星がないというシチュエーションから、前半には堅さが目立ったインテル。マッツァーリ監督はFWイカルディとMFコバチッチを投入し、流れを引き寄せる。その最中の0-0で迎えた後半31分、待望の先制点を奪ったのは長友だった。

 グアリンが右サイドで突破を仕掛け、裏のスペースへ抜けたジョナタンへパスを通す。DFに当たってゴール前に折りされたボールに反応し、ファーから突っ込んできたのは長友だった。彼は同じタイミングで飛び出したFWパラシオよりも前に出て、重なりながらも頭で合わせてシュート。

 これでジェノアからは3ゴール目だ。そういえば初ゴールの時、サイドバックとしてはかなり大胆にゴール前に入ってボールを呼び込んでおり、「点を取りたくて上がったんだよね?」とミックスゾーンでツッコミを受けて恥ずかしそうに笑っていた2年前の長友の姿が思い出される。

 ゴールはうれしい反面、彼のような立場の選手が積極的にゴール前に飛び出すことについてはどうなのだという疑問が沸くかもしれないが、今回の場合はそれで良かったのである。ウイングバックの長友がゴールを狙うポジションを取るのは、チーム戦術的にも許容されていたのだ。

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