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今季のUEFAチャンピオンズリーグ、死の組はどこか?

text by ブックマン二郎 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

組み合わせに恵まれたPSG

【グループB】
レアル・マドリー(スペイン) 1.04
ユベントス(イタリア) 1.17
ガラタサライ(トルコ) 4.50
コペンハーゲン (デンマーク) 15.00

 レアル・マドリー、ユベントスにガラタサライがどれだけやれるか注目だ。昨季はベスト8、実力はある。コペンハーゲン相手に勝ち点6をとり、二強に挑みたい。

【グループC】
ベンフィカ (ポルトガル) 1.33
パリ・サンジェルマン(フランス) 1.07
オリンピアコス(ギリシャ) 4.33
アンデルレヒト(ベルギー) 5.50

 ポット2のパリ・サンジェルマンがもっともオッズが低くなるという逆転現象が起きた。近年の成績、現在の戦力を考えれば妥当だろう。やむを得ないとはいえ、UEFAのポイントもFIFAランキングと同様に万能ではないことを示している。

 パリ・サンジェルマンは昨季と同じく、組み分けに恵まれた。UEFA会長のプラティニとこのクラブとの関係性を考えれば、これも当然か。

【グループD】
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 1.04
CSKAモスクワ(ロシア) 5.00
マンチェスター・シティ(イングランド) 1.14
ビクトリア・プルゼニュ(チェコ) 15.00

 ここでも逆転現象が起きた。2年連続グループリーグで敗退しているマンチェスター・シティだが、戦力は充実している。おかしな取りこぼしがなければ、今季こそ勝ち抜けられるのではないか。

 ミラン移籍が噂されている本田圭佑だが、仮に今夏に移籍が決まるとすれば、CSKAモスクワの戦力ダウンは避けられない。そうなれば、このグループの勝ち抜けチームはオッズ通りにいく可能性がグッと高まる。言い方を変えれば、面白みが薄れるということだ。

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