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今季のUEFAチャンピオンズリーグ、死の組はどこか?

text by ブックマン二郎 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

あまりに地味なグループG

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内田の所属するシャルケは戦いやすいグループに入った【写真:原田亮太】

【グループE】
チェルシー(イングランド) 1.05
シャルケ04 (ドイツ) 1.53
バーゼル(スイス) 2.75
ステアウア・ブカレスト(ルーマニア) 6.00

 最も勝ち抜け予想がしやすいグループではないだろうか。恐らくオッズ通りだろう。内田篤人の所属するシャルケの守備が不安定なのは心配だが、バーゼルやステアウアに破られるとは考えにくい。

【グループF】
アーセナル(イングランド) 1.80
オリンピック・マルセイユ(フランス) 3.75
ボルシア・ドルトムント(ドイツ) 1.36
ナポリ(イタリア) 1.83

 死の組はここだ。昨季準優勝のドルトムントがポット3にいるのが“罠”となっている。マルセイユも実力があり、どこが勝ち抜けてもおかしくない。ドルトムントが落ちることは考えにくい。昨季まで調子が悪くともグループリーグは突破していたアーセナルだが、今季こそ危ういかもしれない。

【グループG】
ポルト(ポルトガル) 1.61
アトレティコ・マドリー(スペイン) 1.33
ゼニト(ロシア) 1.61
オーストリア・ウィーン(オーストリア) 8.00

 今季もっとも地味なグループ。通好みとも言える。だが、実力は拮抗している。ウィーンに取りこぼしたチームが脱落するだろう。

 興行的な成功を目指すUEFAはグループリーグでも山場をつくりたいと考えている。そうなると、強豪同士の対戦を多くつくる必要が出てくる。そうなると、メガクラブでないところが余り、こうした一般受けしない組が生まれてしまうのだ。

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