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日本代表 11年前

代表の守備戦術をどうすべきなのか? 内田「後ろに引く、前から行く、どっちかにするって問題じゃない」

text by 元川悦子 photo by Kenzaburo Matsuoka

「全部引けって言いたかったわけじゃない」

 ガーナのジェームズ・クエシ・アッピア監督が前日会見で「今回、来ているのはトップのプロの選手であり、来年ワールドカップに必ず出場すると思われるので、そんなに甘く見ないでほしい」と言い切ったように、ガーナは日本から白星をもぎ取ってやろうと意欲満々だ。

 並外れた身体能力を前面に押し出して、守備陣を翻弄してくることもあるだろう。そこでウルグアイ戦のように、チーム全体の守備の連動性が崩れたら、失点することもありえる。そうならないように、つねに相手の出方を見ながら臨機応変な対応をすべきだと内田は考える。

「ウルグアイ戦の後、『勝てるんだったら引いて守っても構わない』と発言したのは、全部引けって言いたかったわけじゃない。うまく時間帯と相手と自分たちのことを考えながら、引く時間帯があってもおかしくないってこと。

 どんな形にでも変化できるチームっていうのは強いし、戦う上で臨機応変にやれるのはすごくいいこと。そういうのが必要だと言っているだけで、ディフェンスラインを下げるとか、後ろに引いて守るとか、前からプレスに行くとか、どっちかにするって問題じゃないと思いますよ。まあ、僕としては勝てればそれでいいんですけどね」

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