香川ら投入せず無策だったマンU監督。必然だったダービー完敗から予見される大いなる危機感

22日のマンチェスターダービーでユナイテッドは為す術もなく敗れた。4-1というスコアもそうだが、交代枠を2つ残し、まったくといいほど策がなかった。モイーズ監督は今後どう改善していくべきなのか?

2013年09月23日(Mon)14時27分配信

text by 内藤秀明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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勝利のメンタリティはどこに?

 マンチェスターダービー終了のホイッスルが鳴り響いた時、私の頭の中にはマンチェスター・ユナイテッドに対するクエスチョンマークが脳内で飛び交っていた。何故ならマンチェスター・シティと対戦して成す術無く4-1で完敗したからだ。

「何故シティ対策がほぼみられないのか?」
「何故こんなに緩慢な守備なのか?」
「何故攻撃のてこ入れをせず交代枠を2つ残すのか」
「何故?」「何故?」「何故?」

 疑問を挙げ出せばきりがない。ただただ驚き、ただただ戸惑った。

 試合の内容は終始シティのペース。試合を支配され、前半にセルヒオ・アグエロとヤヤ・トゥーレによる2失点。後半にも50分の時点でアグエロ、サミル・ナスリによるゴールを許し4点差まで開いた。

 この時点で試合はほぼ決していた。それでも従来のユナイテッドなら、絶望的な状況でも、諦めずにハードワークを続ける、いわゆる勝利のメンタリティを持ち合わせたチームだった。

 もちろん最終的に負けたり、引き分けたりすることもある。ただアレックス・ファーガソン前監督なら試合終盤にFWの数を増やし「点をとりに行くぞ」というメッセージを選手に送り、選手もそのメッセージを感じ得点を奪いに行っていた。その気持ちの強さは、テレビ越しでもスタジアムでもいつも感じていた。

 そのメンタリティはデイヴィッド・モイーズ監督になって失われたわけではないだろう。少なくとも引き分けのチェルシー戦、敗れたリヴァプール戦はマンチェスターダービーほど酷い状況ではなかった。

 つまり、完全に失われたというより、よりによって3ポイント以上の影響を及ぼし得る重要な試合であるダービーで、そのメンタリティの部分を全部どこかに置いて来てしまったようだ。

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