ビッグクラブとしての威厳を見せつけたインテル。大勝の口火を切った長友のアシストに迫る

7-0とサッスオーロに大勝したインテル。ここまで3勝1分と好調を見せている。近年はビッグクラブらしからぬ不甲斐なさを露呈していたインテルだが、マッツァーリ監督のもと、クラブが変わりつつある。

2013年09月24日(Tue)16時36分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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初のトップ昇格だったサッスオーロ

 インテルが22日に対戦したサッスオーロは、1920年に創設してから今季初めてセリエAに昇格した。モデナ近郊の、人口約40000人の小さな町をホームとする地方クラブが、トップカテゴリーに昇格するまでに力を付けたのはここ10年のことだ。

 2002年、土木・建築用化成資材の世界的メーカーであるマペイ社のジョルジョ・スクインツィ氏が経営権を取得して以来、優秀な若手監督のもとで選手の育成に主眼を置いたクラブとして地力を付けた。あのマッシミリアーノ・アレグリも、ここを踏み台にプロ監督としての実力を開花させた。

 そのコンセプトは、今季のチーム作りにも活きている。かつてローマで中田英寿の同僚だったディ・フランチェスコ監督は、恩師ゼーマンのスピリットを受け継いで、4-3-3の攻撃サッカーを展開。補強も将来性のある若手を中心とした、それなりに楽しみなチームだった。

 しかし守備の厳しいセリエAで、昇格組が純粋な攻撃サッカーで結果を出すのは難しい。サッスオーロもその例に漏れず、内容の割に結果が出ずに開幕3連敗。

 そして好調のインテルを迎えるにあたり、ディ・フランチェスコ監督は布陣をいじってきた。FWザザの他に攻撃陣の主力をベンチに回し、MFミッシローリを前線に上げて中盤の守備を固めてきたのだ。

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