進化を続ける長友佑都。なぜ右サイドでも得意の左と変わらぬプレーが出来るのか?

29日のカリアリ戦で右WBとして起用された長友佑都。イタリアでプレーするようになってから、主戦場は左サイドであったが、この日は反対サイドでも左と遜色なくプレー出来ていた。彼の中で何が進化したのか?

2013年10月01日(Tue)11時37分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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かつては精彩を欠いていた右でのプレー

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右WBとして起用された長友佑都【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 昨シーズン、長友は左WB(ウイングバック)で主に起用され、長友は飛躍的に精度を高めた。もっともそれは練習、試合ともに頻繁に左として使われる中で磨かれた“努力の産物”でもあった。

 本人が右利きであるにも関わらず、バレージ助監督などは「左のプレーに慣れている分だけ左サイドでのプレーの方が良い」という判断をしていたほどなのである。実際チーム事情によって急に右に回された時は、カットインを果敢に仕掛ける左でのプレーと比較し、やや精彩に欠ける印象もしたのも事実である。

 しかし29日のカリアリ戦で、疲労の蓄積したジョナタンを休ませるために右に回された長友は、遜色なく得点に絡むことが出来てしまった。正確なクロスで1アシスト。しかも多くのチャンスに絡み、ベルフォディルのヘッドがカリアリGKアガッツィに阻まれていなければ、2アシストは確実なところだった。

 ブランクを感じさせるどころか、実にスムーズな動き。左右の違いを苦にしなくなった秘訣とは何か。長友は以前「動き的には右も左も変わらない」と語っていたが、その「動き」とはチーム戦術のことだ。

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