完成しかけたチームを“壊した”ブラン監督。PSGの新システムは吉と出るか?

パリ・サンジェルマンが好調だ。今季はブランが指揮を執るが、ここまで無敗、首位と勝ち点で並んでいる。しかし、このPSGに現地では懐疑的な目が少なくないという。それにはブラン監督が採用する新システムが関係しているようだ。

2013年10月07日(Mon)12時51分配信

text by 小川由紀子 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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好調なPSGだが現地記者は懐疑的

 指揮官にロラン・ブランを迎えた昨年の王者、パリSGの新シーズンも、9節を消化し、6勝3分で首位のモナコと勝ち点で並んでいる。

 また、今季彼らの最大の目標とされるチャンピオンズリーグでも、初戦のオリンピアコス戦はアウェーで1-4と快勝、グループ内で最も難敵とおぼしきポルトガルの雄ベンフィカも3-0で完封と、成績を見る限りすこぶる好調だ。

 しかし、この「成績を見る限り」というところが曲者である。なぜなら、ピッチ上で繰り広げられているパフォーマンスは、昨年王者のそれとはほど遠く、ここまでの結果はほとんど選手の個人技によるものなのだ。

 たとえば今夏獲得したばかりの19歳のCBマルキーニョスはデビューから5試合に出場してすでに3点獲っているが、彼の得点センスもさることながら、PSGの攻撃が、いかに棚ボタのチャンスをものにしたものが多いかを物語っている。

 とは言うものの数字で結果が出ている以上はメディアも表立っては非難できない。レキップのPSG番記者ジェロームも「今は様子見。この先2、3試合ダメな結果が続いたら、すぐに叩くよ。まあ慌てるな」と意味深にウィンクしてみせた。

 大きな謎は、なぜ、昨季機能していた4-4-2を、ブランがあっさりと崩したのか? という点だ。

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