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日本代表 11年前

敗戦も自信を失わない遠藤「ある程度の相手にはゲームを支配できる自信がある。局面崩すには『遊び心』必要」

欠場と思われたセルビア戦に出場した遠藤保仁。敗戦を遠藤はどうとらえているのか。試合後の本人の口からは前向きな言葉が多く聞かれた。

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「どういう組み合わせになろうとしっかりコンビネーションを作れればいい」

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負傷を抱えながらセルビア戦に挑んだ遠藤【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 10月6日のJ2・栃木SC戦で左足首を捻挫し、今回のザックジャパンの10月2連戦は別メニュー調整からのスタートを余儀なくされた遠藤保仁。キャプテン・長谷部誠も疲労でノヴィザド合宿2日目を欠席したため、「鉄板」といわれたダブルボランチに穴が空く可能性もあった。

 遠藤は「大事を取って全体練習を回避しただけ。やろうと思えばできる」と普段通り楽観的ではあったが、自分たち以外のボランチによる新たなコンビ構築の必要性も認識している様子を見せた。

「どういう組み合わせになろうとしっかりコンビネーションを作れればいい。ハジ(細貝萌)とはずっと一緒にやっているので特に問題はないけど、(山口)螢はまだ時間も短いので、お互いの距離感だったりを考えて、気を利かせてやっていければいいかなと。

 ボランチはたくさんボールを触るし、相手の攻撃に危険なところを使わせない意味でも重要なポジションなんで、周りとの関係をしっかり見ながらやっていく必要がありますね。

 ハジと螢が組む場合? 初めてなのでどういう感じになるか分からないけど、2人ともボールを取れるし、どちらかが攻撃的、守備的ってこともないから、バランスさえ保てればいいんじゃないですか。

 チームにも新しい面が出るかもしれないし、それをプラスに変えていければいいと思います」と遠藤なりに新戦力を交えたボランチのバリエーションに思い巡らせているようだった。

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