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海外組が語る。日本サッカーの進化に海外移籍は必要なのか?(前編)

text by 編集部

「チームメートに海外移籍を勧めるか」という問い

 最後に「チームメートに海外移籍を勧めるか」という問い。

 海外暮らしが長かった稲本は「よく考えて移籍して欲しい。移籍して解決する問題と解決しない問題というのがある」と慎重な回答。

 そして「それを全部やりきって移籍をするなら背中を押してやりたい。それがレベルアップにつながるなら賛成するが、例えばその選手の1年の姿勢を見て、やることをやっていないのに、決断するならそれは別だと言いたい」と、近年に目立つ、やや安直な海外志向には警鐘を鳴らしているような印象だった。

 一方で「アドバイスは特にない」と言い切ったのが宇佐美だ。「行かないとわからないことなので、行って失敗しても、それを教訓にすればいい」と自身の体験を良い経験として捉えているようだった。

 そして番組後半では、海外移籍で成功を収めた選手として、長友佑都(インテル)、国内でプレーしながらも日本歴代一位の国際大会出場数を誇る遠藤保仁が登場した。

【後編へ続く】

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