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海外組が語る。日本サッカーの進化に海外移籍は必要なのか?(後編)

10月13日、フジテレビ(関東エリア)で放送された「COOL JAPAN FOOTBALL」。今回は日本人選手の海外移籍を徹底検証。

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

【前編はこちら】

海外組が語る。日本サッカーの進化に海外移籍は必要なのか?(後編)
日本代表歴代トップの出場数を誇る遠藤保仁(ガンバ大阪)が番組後半に登場【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 番組後半では、海外移籍で成功を収めた選手として、長友佑都(インテル)が登場。彼は海外移籍をするにあたって、強い信念と自信を持って臨んでいたことを明かしている。

「Jリーグでしっかりプレーしないと海外では難しいと思う。自信を持ったときがタイミング。とりあえず行ってみるかなとか中途半端な気持ちでいくのは一番危険。絶対にトップになるんだ、という強い信念が無いと海外では難しい」

「自分は代表やワールドカップを経験させてもらった上で世界のレベルをある程度はわかっている状況だったので、怖さはなかった」

「人の真似はせずにオリジナルのプレー。長友にしか出来ないプレーで世界一になりたいと思っている」。

 そして海外移籍の是非については、こう語っている。

「一年間試合に出られないのなら、日本に帰って試合に出た方が良い。人間成長という意味では、本当に苦しい状況に自分を置かないと人間成長はできない。僕の中ではデメリットは考えづらい」

 「Jリーグに足りないものは?」という質問に対しては、海外で長くプレーする長友らしい回答だった。

「厳しさかなと思います。優しい気持ち、謙虚な気持ちは日本人のすごくいいところ。それは崩したくない部分でもある。その土台の上にもっと厳しい気持ちがないといけない。その厳しさがJリーグのレベルや日本人のレベルアップに必要だと思います」

 そして最後に登場したのは、日本代表歴代トップの出場数を誇る・遠藤保仁。

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