フットボールチャンネル

サッカー監督がレフェリーに感謝。ほっこりするその理由とは?

J2第39節の結果、J2の残留争いは勝ち点37の20位・群馬、勝ち点33の21位・岐阜、勝ち点29で最下位・鳥取の3チームに絞られている。

text by いしかわ ごう photo by Asuka Kudo / Football Channel

サッカー監督がレフェリーに感謝。ほっこりすその理由とは?
レフェリーの西村雄一氏は現在日本を代表する名主審である【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 J2第39節の結果、J2の残留争いは勝ち点37の20位・群馬、勝ち点33の21位・岐阜、勝ち点29で最下位・鳥取の3チームに絞られている。そして16位以下の愛媛、北九州、熊本、富山のJ2残留が今節で確定した。

 昨年、最後まで残留争いをした富山は、アウェイで東京Vに2-1で勝利。下位グループの中では、北九州とともに白星で残留を決めている。試合後の会見で、安間監督は今季のベストゲームとも言える内容を試合に関わる意外な人物とのエピソードを用いてコメントした。

「試合が終わり、西村主審と握手した時に、『良いチームだね』と一言言ってもらったのが選手達の努力だと思います。そういう彼らを認めてくださることが何よりも嬉しいですね」

 安間監督が触れたのは、この試合の主審をつとめた西村雄一氏のことだ。西村主審といえば、南アフリカワールドカップでも笛を吹いたことでも知られているように、現在日本を代表する名主審である。

 普段はJ1を中心に笛を吹いているが、今節はJ1リーグが開催されなかったことで、彼がJ2のこのゲームを担当したのだ。そして試合後、ピッチにから引き上げる際に握手を求めてきた安間監督にそう言って声をかけたのだという。

「僕に言われるよりも、ワールドカップを裁いた国際主審に言われたほうが選手もうれしいでしょ」

 試合後、安間監督はロッカールームで選手達にかけた第一声で、このことを伝えたそうである。監督会見の場で審判の話題と言えば、ジャッジ絡みが大半だ。それを考えると、珍しい出来事だったと言えるのかもしれない。

【了】

関連リンク

富山愛あふれる美人すぎるサッカーリポーター
異端者・安間貴義監督が富山で起こす日本サッカー革命

KANZENからのお知らせ

scroll top