代表発表記者会見の質問と回答から読み解く。ザックは本当に「言い訳」していたのか

2013年11月09日(Sat)10時32分配信

text by 川端暁彦 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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選手主導でのチーム変化を否定

 選手がやろうとしていることと、監督の思惑がズレてしまっているのではないか? という突っ込みである。これに対してザッケローニ監督は「選手たち自身が話し合ってプレーを合わせていくということもポジティブだし、それを監督のところに持ってくるのはありだと思う。

ただ、対戦相手を分析したうえで選手を選ぶのは監督の仕事だし、どういった方向性に向かうのか決めるのは監督の仕事だ」と明言。一部にある選手主導でチームのやり方が変わってきているのではないかという見方について、「そんなことねえよ」と返したわけだ。

 これに続く質問も同様のものだった。

「この遠征は結果より内容という考えでしょうか? 一部『結果が欲しい』と言っている選手もいるが、その考えのギャップについてはどう思われますか?」

 つまり、監督と選手の間に何らかの「ギャップがある」のではないかというのが、少なからぬ記者が感じていることというわけだ。記者としては、そこを突きたい。対してザッケローニ監督は、まずこの結果主義は明確に否定しておきたい。

 何せ、今回の相手はオランダとベルギーである。この2カ国を相手に2勝を約束できる代表チームなど世界中のどこにもあるまい。この問いに「No」と言わねばならないのだ。

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