日本代表の攻撃進化のカギ握る清武。一瞬のカウンターチャンス逃さぬ卓越したプレービジョンを徹底分析

低迷するニュルンベルクであるが、清武の卓越したプレービジョンはピッチ上によく表れている。一瞬のカウンターチャンスを逃さない技術の高さ、鋭い判断力。こうした清武のプレーは代表の攻撃も活性化させるはずだ。

2013年11月11日(Mon)12時04分配信

text by 河治良幸 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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最高のボールを供給した清武

日本代表の攻撃進化のカギ握る清武。一瞬のカウンターチャンス逃さぬ卓越したプレービジョンを徹底分析
清武弘嗣のアシストは、セカンドボールから相手の守備を崩す彼らしい創造的なプレーだった【写真:原田亮太】

 ホーム全勝のボルシアMGを相手に、前半21分には清武弘嗣の絶妙なアシストからドゥルミッチのゴールで先制したニュルンベルクは、その後もボランチの長谷部誠とフォイルナーがバランス良く試合を進めたが、後半に中盤が崩れたところを突かれて17分間で3失点。チームを波に乗せる勝利はならなかった。

 その中でも清武のアシストは、セカンドボールから相手の守備を崩す彼らしい創造的なプレーだったが、惜しくも得点にはならなかったもう1つの場面に着目した。それは後半7分の場面、ニュルンベルクから見て左サイドから危険なクロスを上げられ、チャンドラーが頭でクリアした直後のカウンターだ。

 ニュルンベルクはドゥルミッチ以外の選手が自陣深くに引いている状態。清武は長谷部とほぼ並び、ペナルティエリアの手前に構えていた。チャンドラーのクリアボールが左ワイドに流れると、ノートラップでボールを呼び込み、相手MFのコルプが追い付く前に、右足のアウトで前方にパス。

 前を塞ぎにきたジャカを外側から通り越したボールはバウンドしながら中に軌道を変え、前線に1人張っていたドゥルミッチがオープンスペースで受けられる最高のボールとなった。

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