強豪国の仕上がり具合は? 共に不安要素を抱えるドイツとイタリア

15日、イタリア代表対ドイツ代表の親善試合が行われ、1-1の引き分けに終わった。新たな挑戦をするドイツ、これまで継続してきたことを続けたイタリア。対照的な両国だが、ともに課題を残す内容であった。

2013年11月18日(Mon)12時57分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ラームをアンカーに置いたドイツ

 EURO2012準決勝以来1年5ヵ月ぶりに行われた因縁の対決。その難しさについてレーブ監督は「イタリアはイルージョニスト。勝てると思えば我々を幻惑し、姿を変えて攻略してくる」と、その難しさについて語った。

 とはいえ、やはり練習試合。イタリア、ドイツともに実戦さながらのインテンシティというにはほど遠く、パスミスなども多かった。ただテストマッチということで双方とも試行錯誤を織り込み、W杯を見据えたチーム作りの仕上げに取り掛かっている様子はつぶさに確認することができた。

 ドイツはスタメンの時点から、前衛的なトライに入っていた。レーブ監督は最近、クローゼらの戦線離脱を逆手に取って攻撃的MFのゲッツェをトップに置いた“ゼロトップ”を敷いていたが、これをさらに一歩推し進める。ラームをアンカーに起用した4-3-3システムである。

 ポゼッションの際はDFラインがワイドに拡がり、そこにつなぎ役として加わることで後方からのビルドアップをさらに円滑なものにしようという戦術的な狙い。まさしくこれは、グアルディオラ新監督下のバイエルンと同様である。

 これまでドイツ代表は、バルセロナやスペイン代表をモデルケースに近代的なポゼッションサッカーを施行してきたが、この経緯を考えればレーブがグアルディオラに学び、手法を移植したことは当然の帰結とも言えた。

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