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ミラン、3得点快勝で公式戦8試合ぶりの白星

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セルティックに敵地で3-0 だが16強進出は決まらず
セルティックに敵地で3-0 だが16強進出は決まらず【写真:goal.com】

26日に行われたチャンピオンズリーグ・グループH第5節、セルティック対ミランの一戦は、3-0でアウェーのミランが勝利を収めた。

公式戦7試合白星なし、1カ月以上勝利から遠ざかっている不振のミラン。だが、この日は先制に成功する。13分にセットプレーから均衡を破った。左CKにゴール前で完全フリーとなったカカーが頭で合わせ、確実にネットを揺らす。

リードしたミランは、不振のチームにおいて数少ない好調の選手、カカーがこの日もけん引。25分にはカウンターから得意のドリブル突破を見せ、バロテッリのチャンスを演出するが、シュートはクロスバーを越えた。4分後にもカカーは自らミドルシュートを放つが、これもポスト横へとそれる。

同点を目指して前に出るセルティックを食い止めながら、ミランは39分にもバロテッリにチャンス。モントリーヴォの中盤からのフィードで抜け出し、ネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められなかった。

ビハインドを背負って前半を終えたセルティックは、後半立ち上がりにチャンスを手にする。FKが壁に当たったこぼれ球を再び中に入れると、フリーとなっていたファン・ダイクがボレーシュート。だが、GKアッビアーティに阻まれ、同点とする絶好機を逸した。

逆に49分、ミランは再びセットプレーからリードを広げる。直前にアバーテとの交代で入ったノチェリーノが、CKのボールにファーで合わせると、ボールは対角線上に流れていき、逆サイドにいたサパタが楽々と押し込んだ。

セルティックパークの熱狂的な観客の後押しを受けるホームチームは、51分にレドリーのクロスからファン・ダイクの頭でネットを揺らすが、オフサイドの判定。すぐさま1点を返すチャンスだったが、得点は認められなかった。

すると60分、ミランが勝負を決める3点目を手にする。モントリーヴォの中盤からのフィードにバロテッリが反応。守備ラインを抜け出したバロテッリは、対応に来たDFに負けないフィジカルの強さを見せてから、右足でシュートを流し込んだ。

バロテッリは10月1日のアヤックス戦以来のゴール。約2カ月ぶりに得点を挙げた悪童は、駆け寄ったチームメートたちに笑顔を見せた。

その直後、フォレストにポストすれすれのシュートを許して冷や汗をかくなど、時折ヒヤリとする場面もあったミランだったが、そのままクリーンシートで逃げ切り。10月19日のウディネーゼ戦以来となる白星を手に入れた。

同グループのもう1試合でアヤックスがバルセロナを下したため、ミランの決勝トーナメント進出は決まらず。最終節、勝ち点8の2位ミランが同7の3位アヤックスをホームに迎える一戦で、バルサに続くグループステージ突破チームが決定する。セルティックはグループ最下位での敗退が決定した。

Goal.com

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