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ユーヴェ、ビダルのハットでCL初勝利 2位浮上で最終節へ

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ガラタサライ戦でドローでも決勝T進出
ガラタサライ戦でドローでも決勝T進出【写真:goal.com】

27日に行われたチャンピオンズリーグ・グループB第5節、ユヴェントス対コペンハーゲンの一戦は、3-1でホームのユヴェントスが勝利を収めた。

勝ち点3でグループ最下位のユヴェントスは、最終節での決勝トーナメント進出を狙うためにも、絶対に勝利が必要な一戦。負傷のバルザーリの代役はカセレスが務めた。

「勝たなければ明日はない」とコンテ監督が話していたユヴェントスだが、序盤は守備を固めるコペンハーゲンに苦しみ、攻めながらも思うようにチャンスをつくることができない。

だが28分、ピルロがペナルティーエリア内のポグバにフィードを送ると、これがヤコブセンのハンドを誘ってPKを獲得。これをビダルが確実に沈め、大事な先制点を手に入れた。

リードして前半を終えたユヴェントスは、後半立ち上がりにロングスローからヒヤリとする場面こそあったが、その後はチャンスを許さず。逆に50分、54分と、ジョレンテのポストプレーからテベス、ビダルがチャンスを得る。だが、シュートは枠をとらえなかった。

すると56分、ユヴェントス・スタジアムを凍りつかせるコペンハーゲンのゴールが決まる。ロングスローをクリアしきれず、ゴール前で混戦となると、元ユヴェントスのメルベリが抑えのきいたシュートでネットを揺らした。コペンハーゲンが少ないチャンスを物にして試合を振り出しに戻す。

だが、殊勲のメルベリの「おかげで」、勝ち点を落とせないユーヴェは再び勝ち越すことに成功する。この日も随所で機能していたジョレンテのポストプレーが鍵となった。ペナルティーエリアでパスを受け、鋭く反転したジョレンテが、メルベリに倒されてPKを獲得。これを再びビダルが決めた。

今度こそ追いつかれるわけにいかないユーヴェは、わずか2分後に3点目を奪う。決めたのは、またもビダル。ポグバの左クロスをファーでヘディングすると、ボールはGKヴィラントの逆をついてゆっくりとゴールに沈み、ハットトリック完成となった。

66分、低い位置でピルロがボールを奪われ、トゥトゥのシュートで冷や汗をかかされたユーヴェだが、ここは守護神ブッフォンがセーブ。直後にも再びロングスローからゴール前で混戦という状況をつくられたが、今度は懸命のクリアでしのぐ。

そのまま逃げ切ったユーヴェは、第5節でようやくの初白星。同組のもう1試合でレアル・マドリーがガラタサライを下したため、勝ち点を6としたユーヴェは2位に浮上した。最終節は敵地でガラタサライと対戦。勝ち点2差をつけているため、ユーヴェはドローでもベスト16進出となる。コペンハーゲンは敗退が決まった。

Goal.com

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