穏やかに始まる愛もある!J2・JFL入れ替え戦で讃岐サポから感じられたこと

2013年12月06日(Fri)7時00分配信

text by 中村慎太郎 photo Shintaro Nakamura
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カマタマーレ讃岐は県民に愛されていないというのは本当か?

穏やかに始まる愛もある!J2・JFL入れ替え戦で讃岐サポから感じられたこと
「カマタマーレに対して県民の盛り上がりはほとんどない」これは本当なのか?【写真:中村慎太郎】

 先ほど引用した記事を読んだのは、香川県へと向かう夜行バスの中だった。その中で、「カマタマーレに対して県民の盛り上がりはほとんどない」という記述があった。これは本当なのだろうか。あるいは本当だったとしても、状況はそのままなのだろうか。自分の目で確かめてみようという気持ちになっていた。

 高松に着き、釜バターうどんに舌鼓を打った後、丸亀競技場に向かった。到着したのは9時で、キックオフは13時からだったのだが、既にカマタマーレ讃岐のユニフォームを着用したサポーターが30~50人程度確認できた。

 スタジアムの周りをウロウロしていると11時頃に、面白いものを見ることが出来た。選手バスの入場だ。サポーター達がバスの入場口に集い、ゲームフラッグや弾幕を掲げた。人数を数えてみると100~150人程だった。「カマータマーレ!カマータマーレ!」の合唱が始まった。

 そして、選手バスが通り過ぎるとコールが一度止んだのだが、少し間を置いてコールリーダーが「いざーすすめー」と拡声器に向かって声をあげた。すると、太鼓の音が鳴り始め、「闘え、男たち!俺らが、ついている!」と大合唱が始まった。

 サポーター達は、弾幕やゲームフラッグを広げたまま、行進し始めた。どこへ向かうのかと思いながらついていくと、行き先はバスの停車位置から少し離れた地点だった(停車位置は立ち入り禁止)。そして、大声でチャントを歌い始めた。

 その声は、バスから降りて戦場へと赴く選手達の耳に確実に届いていたことだろう。大規模な歓迎とは言えないかもしれないが、その場にいる人の気持ちを熱くさせるには十分すぎるほど迫力のある応援だった。

 サポーター達には、地元のチームに対する愛情が芽生えつつあるのではないだろうか。一度あの熱狂の中に入った者は、カマタマーレ讃岐が大好きになっていくのではないだろうか。現実はわからないが、そういう感想を持った。

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