チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、１月の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーを含め、新ストライカーの獲得に動くつもりはないと語っている。

チェルシーは夏の移籍市場で２度、ルーニー獲得へオファーを提示したものの、獲得に失敗していた。FWフェルナンド・トーレス、サミュエル・エトー、デンバ・バらストライカー陣が期待に十分に応えられていないことから、１月に再びルーニーの獲得を目指すのではないかと伝えられているが、モウリーニョ監督は前線の補強は考えていないと繰り返している。

ルーニーや新FWの獲得について問われたモウリーニョ監督は、「そうは思っていない。（１月に新たなFWを獲得しないことが）事実だ」と答えている。

「我々のストライカーは個の選手ではない。彼らは、チームのためにプレーし、違う役目を担っている。チームのために違う仕事をしてくれているんだから、私が彼らを批判することはない」

「ゴール数は、私ではなく彼らのために残念だ。だが、貢献度は高い。もっとゴールを期待しているか？ イエスだ。だがデンバにもフェルナンドにも、ボールを受けてドリブルで４人の選手をかわし、シュートを打つことは期待してはいない。彼らは違うタイプの選手だよ」

モウリーニョ監督はそして、DFダビド・ルイスのバルセロナ移籍を否定し、サウサンプトンDFルーク・ショー獲得に向けた動きを否定した。

「ルイスが我々の選手だということははっきりしている。（ルーク・ショーへのオファーは、）ノーだ。マーケットは閉まっている。（移籍市場は）１月に再開するが、獲得も放出もないだろう」

「シーズンが終われば、当然すべてのクラブがマーケットで動くことになる。チェルシーもそうだ。シーズンの最後に、状況を分析することになる」